Snow Man『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』は笑顔や勇気を与えられる作品!
舞台「滝沢歌舞伎ZERO」初の映画化となる『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』(12月4日公開)の完成を記念して Snow Man の岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が国立新美術館に登場した。同美術館でのイベント開催は、実写映画のイベントでは初となった。
『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』本予告
滝沢秀明が監督を務める本作は、舞台と映画を融合させたエンターテインメント作品。この日、メンバーは本作の世界観を表す紋付き袴(雪の紋)で登壇。コロナ禍の影響により当初の舞台公演から一転、映画としての製作が決まったことに対して以下のようにコメントした。「純粋に映画になるんだと嬉しかったです。舞台を楽しみに待ってくれているファンに悲しい思いをさせるだけでは終わらせない。映画ではどう届けられるんだろうとワクワクしました」(岩本)。「舞台が中止になったのは悲しかったです。でも、映画になることにより多くの人に観ていただける。この映画はたくさんの人に笑顔や勇気を与えられる作品になっています」(深澤)。
撮影時の滝沢監督の様子をラウールは「舞台では演出をやっていらっしゃって、今回は監督で。周りのスタッフさんと連携を取っていました」と振り返り、向井の「監督は自由に伸び伸びとやらせてくれましたね。ちゃんとコミュニケーションも取れていて、初めての監督にしてはちゃんとできていましたね(笑)」という言葉に「どこ目線だ!」と突っ込みが入っていた。
印象に残っているシーンについて、「日光江戸村でロケをした『鼠小僧』のシーンです。舞台上で演じるのではなくて、ロケで撮影をしたのでより物語に入り込める面白さがありました。笑いどころもたくさんあるのでリラックスして観てほしいです」(阿部)、「たくさんやった殺陣のシーンです。殺陣の撮影中にカメラマンさんが僕たちの間に入って撮影をしているので臨場感がありました。普段では見ることのできない『滝沢歌舞伎』の臨場感に注目してほしいです」(目黒)、「歌いながら踊った“組曲”ですね。雨に打たれながら撮影をしていて、舞台では観ることのできないような、映画ならではのシーンになっているので注目して欲しいです」(宮舘)と熱弁をふるった。
完成した本作を新橋演舞場で鑑賞。「観た後にすごい満足感がありました。生ものの舞台では客席からの視界に限界があって、映画ではそれをしっかり超えています。これまで舞台を観てきた人にとって『この角度から観たい!』という気持ちがあったと思うので、今回の映画ではその期待に応えられるし、みんなに優しい作品になっていますね」(渡辺)、「舞台でやっていた生の熱量が伝わるかわからなかったけど、映像をチェックして『凄いな!』って。映画の枠組みを超えている作品だなって思いました。本当に観なきゃ損です!」(佐久間)とアピールしていた。
また、岩本は「気がづいたらサーっと涙が出てきていました。映画だからといって構えずラフに観てほしい。完成した映像を観て本当に嬉しかったです」と喜ぶ。深澤は「前半は見入っちゃうシーンがたくさんあって、後半は笑えるシーンが多くあるので、スクリーンに笑い声が溢れます! 公開されたら渋谷に観に行きます(笑)!」と宣言していた。
ラウールも「映画として芝居をしたのが初めてで、主演も初めてだったので、凄い貴重な経験をさせてもらえたなって感動しました」と感謝し、向井は「以下同分です(笑)。見どころが盛りだくさんです! いろんな映画のジャンルを観ている感じなので、どのシーンがおススメか選べないです! 全部お進めです!」と述べた。
映画初出演の目黒は「自分が大きいスクリーンに出ているのが不思議でした。映像もきれいで臨場感が凄くて、舞台を観ているような迫力もあって凄く楽しめました!」と語り、阿部は「見どころ盛りだくさんなんですけど、舞台と違うのは滝沢監督から『ここはカメラ目線をしてOKだよ』って言われて、大画面でぼくらのカメラ目線が見れるというところには注目してほしいです!」と明かす。宮舘は「今回は凄くたくさんいろんなことを考えて撮影に挑みました。自分たちの成長を映像として見せていけるのかと思いながら完成した映像を観させていただきました」と振り返った。
さらに、本作では滝沢演出、Snow Man による「滝沢歌舞伎オリジナル 映画鑑賞マナー映像」が制作されイベント会場にて初披露された。マナー映像ではメンバー全員が「鼠小僧」の衣装であることに対して向井は「僕のアイデアです(笑)! 嘘です。滝沢監督のアイデアです。自分は悪役を演じているので、特別映像で笑顔を見せることができて楽しかったです」と語ると、「ここでしか悪役の笑顔は見れないですよ」と深澤が一言。マナー映像は、映画館用の特別映像で本作の上映前に数種類のマナー映像が週替わりで上映されることが予定されている。
イベント後の囲み取材では、「今年の漢字」を聞かれた岩本が「今年は色々なことを感じることが多くて、初めて感じることもたくさんあって、多くの人に感謝する年でもありました。そして僕たちのパフォーマンスを体感してほしいということで“感”です」と3つの“感”が詰まった年だったとコメント。最後にファンに向けて「究極の和のエンターテインメントになっているので、今まで舞台を観てくださっていた方も凄いと思ってくださるような作品になっています」と締めくくった。(編集部・梅山富美子)