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赤楚衛二が「チェリまほ」で大切にしたこと

笑顔が魅力的な赤楚衛二
笑顔が魅力的な赤楚衛二

 夢中になる人が続出しているドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京ほか、毎週木曜深夜1時~放送)の主演を務める赤楚衛二が、主人公の安達を演じる上で大切にしたことや本作の反響などを語った。

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 豊田悠による同名人気BLコミックを実写化した本作。童貞のまま30歳を迎えた冴えないサラリーマン・安達(赤楚)は、“触れた人の心が読める魔法”を手に入れ、イケメンで仕事もできる同期・黒沢(町田啓太)から好意を寄せられていることを知るのだった。

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 本作では、赤楚の繊細な演技が光っているが、些細なことで傷つき、成長していく安達を演じる上で彼が大切にしたことは、「周囲から得る、受け取るアンテナみたいなものを敏感にすること」だった。また、「本気で向き合ってくれる黒沢を目の前にしないとわからないことの方が多いので、現場に立って心をまっさらな状態にすることを心がけました」と振り返る。

 もともと一目ぼれタイプで恋愛と友情の軸は別だと考えてきた赤楚は、「安達が黒沢に対して、どう恋愛軸へと変わっていくのか撮影に入るまでずっと探っていました。答えを出さない方が安達にとってもいいと思い、あえて答えを出しませんでした」と明かす。

 「いざ現場に入って黒沢の優しさに触れていくと、温かみを感じて。うれしかったり、さみしかったり、楽しかったり。いろいろなことを積み重ねるうちに、友情と恋愛の軸って別々ではなく、友だちから恋愛へ転換する過程もあるのかもしれないなと今回の現場で思いました」

赤楚衛二

 外見的なアプローチでは、30歳のサラリーマン役ということで、「スーツをあまり着る機会がないので、着られたくなかった」と撮影外でもスーツで生活を送った。「肩のどこが凝るのか、どこに筋肉がつくのかなど身体的な動きの制限や動きづらさに慣れておいた方がサラリーマンに見えるはず。そのあたりは徹底してやりました」と真摯(しんし)に役に向き合った。

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 赤楚の熱演もあり、第7話の放送ではTwitterのトレンド世界5位、YouTubeで公開中の第1話が307万回再生(12月16日時点)と多くの人が本作に魅了されている。しかし、赤楚本人はここまでの反響を「まったく予想していなかった」そう。「最初のころは日本でも東京、名古屋、大阪と観ることができる地域の方たちに楽しんでいただき、温かい気持ちになっていただけたらと思っていたのですが、本当に驚きました」と目を丸くする。

 日本国外でもTwitterのトレンド入り(タイ2位、ベトナム3位)する人気ぶりで、赤楚は海外のファンに向けて英語のツイートをしたことも。「みなさんがSNSでたくさんコメントをくださるのでとてもうれしいです。すべての言語がわかるわけではありませんが、自分ができる語学で、言葉で発信していけたら」と感謝していた。

 そんな本作の撮影現場の雰囲気は良く、撮影の合間もスタッフや共演者たちと和気あいあいと過ごした。「“チェリまほポーズ”を考えたり(笑)。常に笑っていて。なんであんなに笑っていたのかわからないんですけど(笑)」と笑顔を見せるが、シリアスなシーンの前には、あまり周囲と会話をせずに過ごすこともあった。「僕が割と不器用なタイプで、すぐ切り替えることができないんです。そんなところを町田くんが手伝ってくれて。監督もディスカッションしてくれました。真剣なシーンでもいい雰囲気で。とてもあたたかく、やわらかい空気が流れていました」としみじみと語っていた。(編集部・梅山富美子)

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