ついに公開!映画『約束のネバーランド』プロデューサーが惚れ込んだ作品のテーマ性
白井カイウ、出水ぽすかのベストセラーコミックを実写化した映画『約束のネバーランド』が18日に公開された。実写化の発表以来、大きな反響が寄せられた作品だ。
『春待つ僕ら』などの平川雄一朗が監督を務めており、児童養護施設で幸せに暮らしていた子どもたちが自分たちが鬼の食料になると知り、決死の脱出に挑む姿を映し出す。浜辺美波が主演し、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子らが出演している。
映画公式サイトのプロダクションノートによると、本作の村瀬健プロデューサーは連載の5話まで読んですぐに実写映画化のために動いたという。熱い思いでその道を突き進んだ村瀬プロデューサーが惚れ込んだのは作品のテーマ性だった。
「鬼と人間の交わした約束……つまりハウスの子どもたちが鬼に食べられることで、ほかの人間は平和に生きていける。それを読んだ瞬間に、これは僕たちの話だなと思ったんです。もしかすると僕らが知らないだけで、僕たちが生きていくために食べられている子どもたちが、この世界のどこかにいるかもしれないじゃないかと。同時にせっかく映画化するからには実写化するだけの意味も、多方面から探っていきました」
村瀬プロデューサーは脚本と監督には「人間の心を丁寧に描ける人にお願いしたい」という思いから脚本家・後藤法子と平川監督にオファーし、映画はついに初日を迎えた。魅力的なキャストやストーリーはもちろんだが、映画に込められたテーマがどのように観客に届くのか注目したい。(編集部・海江田宗)