『銀魂』作者・空知英秋、炎上覚悟の特典もツッコミ信じる 最後のバカ騒ぎに感謝とお詫び
人気アニメ「銀魂 」のラストを飾る映画『銀魂 THE FINAL』の原作者・空知英秋が、先週末の全国映画動員ランキングで、同作が初登場1位となったことを受け、ファンに感謝とお詫び(?)のメッセージを発信した。
同作は、原作漫画のラストをベースに、坂田銀時と仲間たちが、地球滅亡の危機のなか、不老不死の異形の者と激しい戦いを繰り広げる完結編。今月8日に公開され、週末動員において、12週連続で1位を獲得していた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に代わってトップに立った。
フィナーレに向けて空知は、アニメ原画での参加や声優としての出演、さらに入場者プレゼントとして「鬼滅の刃」炭治郎&柱のイラストカードを描き下ろすなど、文字通り全面協力。見事な好スタートを切ったことに「皆様の応援のおかげで『銀魂 THE FINAL』あの無限列車を止め、首位を取ることができました」と感謝を述べる。
話題となった掟破りの特典についても「あの史上最低の便乗商法も、鬼を倒すために鬼の角から鬼殺しの刃を作ったという、カッコよさげな言い方をしてくれると幸いです」とつづった空知は、これまで扱ってきた作品に向けて「銀魂らしく走り切る事ができたのは、それを笑って許してくださった、時に一緒にふざけてくださった、鬼滅を始めとした数々の素敵な作品のおかげです。ここに感謝とお詫び申し上げます」とつづった。
そして、「銀魂」を支え続けてきたファンに向けて「炎上覚悟の特典でしたが、15年銀魂を見てきた皆さんならツッコんでくれると思ってました。最後まで皆さんと一緒にバカ騒ぎできて楽しかったです。本当にありがとうございました」と感謝。最後には「週明けあっさり首位から陥落した際は、最後のツッコミお願いします」とまさに「銀魂」らしいコメントで締めくくっている。コメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
原作者・空知英秋コメント
皆様の応援のおかげで『銀魂 THE FINAL』あの無限列車を止め、首位を取ることができました。ありがとうございました。
止めたというか、僕もあの列車乗ってたんですけどね、先頭車両で全裸になって誰より浮かれ騒いでたら、非常停止ボタン押されただけなんですが、ものはいいようです。あの史上最低の便乗商法も、鬼を倒すために鬼の角から鬼殺しの刃を作ったという、カッコよさげな言い方をしてくれると幸いです。
もうすぐ再び列車は走り出し、変態はホームに置いていかれると思うので、1位のうちに言っておきます。元々銀魂は大河ドラマに便乗して始まった漫画ですが、最後の最後まで他人の神輿の上で大騒ぎし、バカで軽薄なまま、銀魂らしく走り切る事ができたのは、それを笑って許してくださった、時に一緒にふざけてくださった、鬼滅を始めとした数々の素敵な作品のおかげです。ここに感謝とお詫び申し上げます。そして、炎上覚悟の特典でしたが、15年銀魂を見てきた皆さんならツッコんでくれると思ってました。最後まで皆さんと一緒にバカ騒ぎできて楽しかったです。本当にありがとうございました。週明けあっさり首位から陥落した際は、最後のツッコミお願いします。
空知英秋