菅田将暉&有村架純、この5年間の変化を告白
俳優の菅田将暉と有村架純が26日、都内で行われたダブル主演映画『花束みたいな恋をした』(1月29日全国公開)公開直前イベントに登壇し、この5年間での自身の変化を告白した。
菅田と有村演じるカップルの5年間を追う映画のストーリー設定にちなみ、ここ5年間の自身の変化を尋ねられた菅田は、「風呂上がりにちゃんと髪を乾かすようになりました」と打ち明け、「面倒くさかったし、家にドライヤーもなかったので、乾かすという行為にあまり意味を感じなかった。ずっと洗いざらしでした」と、これまでの風呂上がりの様子も告白。しかし、今ではヘアドライの意味を知ったのか、「今はいいヤツ(ドライヤー)あります」とニンマリ。
有村は「コップとかお皿とか、作家さんが創ったものだったり、小さなアイテムが増えてきました」とこだわりのコレクションについて紹介すると、「好みって変わっていくんだなぁ」と自身の変化を噛みしめていた。
菅田が本作で見せる芝居も、これまでとは変化している。「あまりラブストーリーの経験がなく、今回みたいなラブストーリーは初めてに近かった」と言い、「ドキドキする瞬間の表情は土井さんに演出してもらって、なるほどという感じでやりました。それは新鮮でした」と嬉しそうに話した。
「今後経験したい花束みたいなこと」というタイトルを絡めた質問が飛ぶと、菅田は「花束みたいな打ち上げがしたい」と答え、「今のご時世的にできなくてないんですよ。撮影以外に人と会うことがないから、終わった感じもしなければ、次に進める感じもしない。すっごい寂しいんですよ」とコロナ禍での現状を嘆いた。
一方の有村は「ものすごく共感します」とうなずきつつ、自身の回答として「花束みたいな出会いをしたい」と発表。「トキメキに出会い続けていたい。作品や好きなものや人だったり、自分の中で輝く瞬間的な何か(と出会いたい)」と声を弾ませた。MCを務めた笠井信輔アナウンサーから、「(男性との)出会いがないのか? なんて思いましたけど、そうじゃないの? 花束みたいな恋はいいなぁって(思う)?」と追撃されると、有村は「はい」とにっこり。この日は土井裕泰監督も来場した。
本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことを機に出会い、恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間を追うラブストーリー。ドラマ「最高の離婚」「カルテット」などの坂元裕二が脚本を務めた。(取材:錦怜那)