ハリソン・フォード、コロナワクチン接種のため2時間半並ぶ

　新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっているアメリカで、一部のセレブに、影響力や人脈を駆使して優先的に接種を受けようとする動きがあると報じられるなか、米俳優のハリソン・フォードは、一般の人々と同じように、2時間半にわたって列に並んで接種を受けたという。米Varietyが報告している。

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　Varietyによると、一部の芸能界やメディア関係者のなかには、プライベートドクターやコンシェルジュサービスを通じてワクチン接種を優先的に受けようとする動きがあるという。プライベートジェットを利用した別の州への“ワクチン観光”など、あらゆる手段が使われているようだ。

　しかし、その流れに乗らないセレブもいる。ハリソンもその一人だ。現在78歳のハリソンは、一般の人々と同じように予約をしたうえで、ワクチン接種会場となったカリフォルニア州トーランスのコミュニティ・カレッジに赴き、2時間半待って最初の接種を受けた。広報担当者は、同サイトに対してコメントを出すことを辞退したが、医療従事者やボランティアに対するハリソンからの感謝の意を伝えたという。

　また先日、元米カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー（73）は、やはり列に並んでワクチンを接種する様子をTwitterで公開した。ロサンゼルスのドジャースタジアムで運用が開始された、ドライブスルー形式の接種会場を訪れたアーノルドは「こんなに列に並ぶことをうれしく思った日はないね」と発信。主演作『ターミネーター』シリーズの名セリフを引用し「生きたければついてこい」とワクチン接種を呼びかけている。（西村重人）