ポレポレ東中野、割引チラシを東中野地区にポスティング 2月8日よりスタート
東京都中野区のミニシアター「ポレポレ東中野」が2月8日より、東中野地区で映画鑑賞料が割引になるチラシのポスティングをスタートする。劇場にチラシを持参すると200円引きになり、1枚につき4名まで、2021年3月末まで有効となる。
今年18年目を迎える本劇場でこの試みを行うのは初。チラシは「今は遠出をするのも躊躇われる状況でもございますので、ゆっくりのんびりと近所を散歩でもするように当館にお越しいただけたら」との思い、そして近隣に暮らす人々への「はじめまして」の自己紹介として作られた。
「ポレポレ東中野」はJR東中野駅の北側の線路沿いにあり、1994年から営業していたBOX東中野の設備を受け継ぎ、2003年にポレポレ東中野として開館。“ポレポレ”は東アフリカの公用語であるスワヒリ語で「ゆっくりのんびり」「ぼちぼちやっていこう」という意味を指す。
支配人・大槻貴宏による上映作品の解説は下記の通り。(編集部・石井百合子)
『陶王子 2万年の旅』(上映中)
監督:柴田昌平 語り:のん 製作・配給:プロダクション・エイシア
おカタい陶磁器の記録映画かと思いきや、僕たち人類の2万年に及ぶ好奇心と探求心をサラッと100分で描いた“知的”エンタメ。小中学生におススメです。
『なぜ君は総理大臣になれないのか』(上映中)
監督:大島新 製作・配給:ネツゲン
衆議院議員・小川淳也を通した日本の政治の17年。「政治家はもっとしたたかじゃなくちゃ」とつい言ってしまう僕たちの既成概念とは? 2020年を代表する1本。
『二重のまち/交代地のうたを編む』(2月27日~)
監督:小森はるか+瀬尾夏美 配給:東風
震災から丸10年。僕たちは、被災者だけでなく、相手の立場になり、彼らと同じくらいの感情を持つことが出来るのだろうか? という問い。
『人生フルーツ』(3月中旬)
監督:伏原健之 ナレーション:樹木希林 製作・配給:東海テレビ放送
当館におけるダントツ一位の観客動員作品(5万人!)。一緒に見た誰とでも「こういう風に生きたいね」と、お互い頷けるような映画です。