絶望のラストに戦慄…「君と世界が終わる日に」5話で正義が崩壊
14日に放送された竹内涼真主演の日本テレビ系ドラマ「君と世界が終わる日に」(毎週日曜よる10時30分~)第5話で、竹内演じる主人公をはじめ生存者たちの「正義」が揺らぎ、衝撃的なラストが「モヤモヤする」「辛い」「希望が見えない」と視聴者をざわつかせている(※一部ネタバレあり)。
本作は、自動車整備工の響(竹内)が、ゴーレムと呼ばれる生ける屍がひしめく世界で、離れ離れになった恋人・来美(中条あやみ)を捜し求めてサバイバルを繰り広げるストーリー。警察官の等々力(笠松将)、女子大生の佳奈恵(飯豊まりえ)、引っ越し業者の甲本(マキタスポーツ)&ユン・ミンジュン(キム・ジェヒョン)、介護士の紹子(安藤玉恵)とその娘・結月(横溝菜帆)ら放浪グループと「安全」とされる横浜を目指して行動を共にしていた響。しかし、次々に訪れる危機的状況のなかで人間関係がこじれ、かねてから響を敵視していた等々力がついにグループを離脱。一方、等々力が自衛隊の駐屯地で来美、研究者の首藤(滝藤賢一)と接触したことから、響と来美は一層引き裂かれる事態に。
5話のヤマ場となったのは、紹子の夫・狛江(長谷川朝晴)が現れたこと。仲間たちは絶望的な状況の中で訪れた“感動の再会”に沸くが、実は狛江はDV亭主でそれが原因で離婚していた。そんな矢先に狛江がゴーレムに噛まれる事件が勃発。のちに事件の恐ろしい真相がつまびらかになるが、響は「何が正義かわからない」「自分でもそうしたと思う」と母娘のとった選択を肯定。
母娘の事件もさることながら、さらにショッキングだったのが、ゴーレムと化していく狛江が拘束された船でとった響の行動。そして、横浜にたどり着いた彼らが目にした光景。
これまで放浪グループにとって一縷の望みでもあった響の「正しい」キャラクターが大きく変化することとなり、絶望に次ぐ絶望の展開、さらにゴーレムのカギを握る首藤と響の因縁も注目を浴びている。(編集部・石井百合子)