松本潤主演「99.9-刑事専門弁護士-」映画化 嵐活動休止後、俳優として初仕事
2016年、2018年にTBS日曜劇場枠で放送された松本潤主演の連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」が映画化されることが17日、明らかになった。『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』として今冬公開予定。松本にとって、昨年末の「嵐」の活動休止後、本作が俳優としての初仕事となり、映画主演は『ナラタージュ』以来約4年ぶり。松本は、映画化決定に「僕の大好きなキャラクター『深山先生』をまた演じられる事をとても嬉しく思います。TVドラマシリーズに出てきたあの仲間たちはもちろん、新たに加わる新しいキャラクターに僕自身も早く会いたいです。先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います!! 映画館のスクリーンで暴れるチーム99.9を楽しみにしていてください」とコメントを寄せている。
【動画】『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』超特報
本シリーズは、裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)99.9%とされる刑事事件を、残りの0.1%の可能性を懸けて戦う弁護士たちの物語。松本が検察から厄介者としてにらまれる型破りな弁護士・深山大翔(みやま・ひろと)にふんし、アタリ役となった。
松本は先ごろ、徳川家康の生涯を描く2023年放送のNHK大河ドラマ第62作「どうする家康」で主演を務めることが発表され、2022年夏にクランクイン予定。嵐活動休止後、『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』が俳優としての初仕事となる。同作では深山の上司で元検事のベテラン弁護士・佐田篤弘(さだ・あつひろ)を演じた香川照之も続投。監督を、連ドラ版で2シーズンにわたって演出を務めた木村ひさしが続投する。公開されたビジュアル並びに超特報には松本、香川のほかに謎の女性のシルエットが見られ、シーズン1の榮倉奈々、シーズン2の木村文乃に続く、新ヒロインの登場がほのめかされている。
なお、前日の16日午後0:00、ドラマの公式Twitterに98.0という謎の文字が投稿。以降、98.1、98.2と1時間置きに0.1ずつ増えた数字が投稿され、ネット上で話題に。続編企画発表に向けてのカウントダウンと見られていた。
ドラマは2016年4月期にシーズン1が、2018年1月期にシーズン1がTBS日曜劇場(毎週日曜夜9時~)枠で放送。二転三転するストーリーに加え、深山と彼に振り回される佐田の掛け合い、法律事務所の個性豊かな面々のチームワーク、随所に散りばめられた親父ギャグや小ネタが人気を博した。平均世帯視聴率はシーズン1が17.2%、シーズン2が17.6%。シーズン2最終話の世帯視聴率は21.0%に達した(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。また、昨年5月31日から5週連続で放送された特別編では、新たに収録された松本をはじめとするキャスト陣のトークも話題を呼んだ。
香川、スタッフのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
香川照之(佐田篤弘役)
『99.9』は、私が一番「私自身」でいられる唯一無二のコンテンツ。「演技」をしているという実感がいい意味で無い。出演している全てのレギュラー陣がそう思っているはずです。その『99.9』が映画になる。映画という枠組みが演技の幅を広げ、ただでさえドラマの時でも自由だった松本潤さんの、これでもかと爆発しそうな奔放さが見ものです。とんでもないカオス的フリーダムが、スクリーンに炸裂する気がする。ご期待ください!
制作スタッフ
たくさんの方々から続編を望む声をお寄せ頂いたことを受けて、この度シリーズ第三弾を劇場版として制作することが決定しました。これまでのお馴染みのキャラクターはもちろん、新たなヒロインや強大な敵も登場し、ますますパワーアップして帰ってくるチーム99.9。ファンの皆さんのご期待にお応えできるように、親父ギャグも小ネタもトリックもシリアスも、、、0.1%にこだわって全力で制作しますので、ぜひ楽しみにしていてください!