綾瀬はるか「ボーッとしてると…」西島秀俊の“見抜き力”におののき
綾瀬はるかと西島秀俊が10日、東京・港区のニッショーホールで行われた映画『奥様は、取り扱い注意』(3月19日公開)の公開直前イベントに来場。綾瀬が気を抜いた瞬間を見抜く西島に対して「すぐに見抜かれてしまうので、おののきました」と語るなど、息のあったやりとりを披露する一幕があった。
本作は、2017年に放送された同名ドラマの劇場版作品。特殊工作員だった過去を持つ専業主婦の伊佐山菜美と、その夫で公安のエリートの伊佐山勇輝をドラマから引き続いて綾瀬と西島が演じ、ドラマ最終回のその後が描かれる。
新型コロナウイルス感染症の影響で当初の予定よりも遅れての公開となった本作だが、まもなくの公開を前に、綾瀬と西島は安堵の表情を浮かべつつあいさつを行った。撮影は2019年の7月から9月にかけて行われたということもあり、綾瀬が「けっこう前に撮影した気がしますね」と振り返ると、西島もドラマ放送から3年以上の年月を経たことに「やっと公開ということでうれしく思います」としみじみ。
これまでも大河ドラマ「八重の桜」で共演するなど、息の合ったところを見せる綾瀬と西島。それだけに綾瀬は「私が一瞬ボーッとしていると、すぐに見抜かれてしまうので、おののきました」と笑う。その言葉に西島は「たぶんこういう話しているときでも、完全に気を抜いてボーッとしている時があるので。後ろ姿で今は何も考えていないな、気を抜いているなというのがなんとなく分かるんです。質問を受けた後にまったく動いていないとか」と返答。それには綾瀬も爆笑しつつも感心しきり。
この日はスペシャルゲストとして、本並健治と丸山桂里奈、林家ペーと林家パー子の夫妻が登場。本並は「うちの奥さんも相当な“取り扱い注意”なので、映画を参考にさせていただきました」という。続けて、ご飯のシーンについて「奥さんはご飯をたくさん作るので、映画を観て(綾瀬が劇中で作る)おいしい料理を取り入れてもらいたいなと思いました」とコメント。しかし、どこかボーッとした様子の綾瀬に、本並が「気を抜いてましたか?」と尋ねると、綾瀬は「いえいえ、聞いてましたよ!」と返答。会場は笑いに包まれた。
林家ペーは「余談ですが、私が飼っている真っ白な猫と同じで、面白かった」「アクションすると『あー、やせたはるか』さん」などのダジャレを連発し、横のパー子も大爆笑。さらに本並と丸山も独特のペースでコメントを挟み込むなど、ステージの上はカオスな状況に。その様子に綾瀬と西島も笑いが止まらない。
そんな大盛り上がりの雰囲気のなか、“最強夫婦”の座をかけて3組がゲームで対決することに。いい夫婦にかけて1,122グラムの黒毛和牛をかけて「アヒルちゃん早移動」「ストップウォッチビタ止め対決」「ピンポンキャッチ対決」などで白熱。勝負は丸山・本並夫妻が勝利をおさめるところとなり、綾瀬も「お上手でした」と二人の勝利を祝福した。(取材・文:壬生智裕)