徳川家康役・三浦春馬さんに涙の感想相次ぐ 『ブレイブ』で名演
現在公開中の新田真剣佑の主演映画『ブレイブ -群青戦記-』に、徳川家康役で出演している三浦春馬さんの演技に、ネット上では「家康の姿が春馬さんに重なる」と涙の感想が続々寄せられている。
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本作は、笠原真樹の人気漫画「群青戦記 グンジョーセンキ」を、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化。ある日突然戦国時代にタイムスリップしてしまったスポーツ名門校の高校生たちが、部活で培った身体能力や未来を知る現代人の知識を生かしてサバイバルを繰り広げる。
三浦さんが演じるのは、織田軍に囚われた仲間を救出しようとする主人公・蒼(新田)を導く徳川家康。弓道部員として驚異的なポテンシャルを持ちながらも勝負ごとに興味がなく引っ込み思案な蒼を、家康の言葉が大きく揺り動かすこととなる。
キャスト&スタッフが舞台裏を明かすスペシャル番組では、三浦さんの存在感や演技、新田との共演シーンに関する話題も。本広監督は「一緒に作った感じがある。このセリフはもしかしたらない方がいいんじゃないかと言ってくれて。実際にそのシーンすごくいいんですよね。語らないのにすごく表現されていて、言葉じゃないんだと思いました」と三浦さんの意見を取り入れたシーンを述懐。剣道部・考太役の鈴木伸之は「刀の扱いだったり春馬さんが歩かれる一歩のお芝居がものすごく説得力がある。全身でお芝居されているのがすごく感じ取れました」と感銘を受けていた。
劇中、大きな見せ場の一つとなるのが、蒼が家康の言葉を受け仲間のために戦う決意をするシーン。家康は「よく考えろ。おぬしが何を信じて光となるのか」と蒼の背中を押し、蒼は涙ながらに自身の思いを家康に打ち明ける。新田は「あのシーンは一生忘れないし、今でも鮮明に覚えている」と振り返り、本広監督は「あの時、珍しく(演技について)『どうでした?』と聞いてきたよね」と、新田の同シーンへの思い入れの深さをうかがわせた。
本作は12日より公開されて以来、三浦さん演じる凛々しく優しい家康像を巡って、ネット上では多くの感想でにぎわっている。(編集部・石井百合子)