DC映画2作の製作中止が発表
米ワーナー・ブラザースが現地時間1日、DC映画2作の製作中止を発表した。『グローリー/明日への行進』のエヴァ・デュヴァネイ監督による『ニュー・ゴッズ(原題) / New Gods』と、『アクアマン』のスピンオフ映画『ザ・トレンチ(原題) / The Trench』だ。
ワーナーは「われわれのパートナーである、エヴァ・デュヴァネイとトム・キング(『ニュー・ゴッズ(原題)』の監督と脚本家)、ジェームズ・ワンとピーター・サフラン(『ザ・トレンチ(原題)』のプロデューサー)に感謝します。製作におけるこれまでの時間とコラボレーションをありがとうございました。他のDCの物語でまた仕事ができることを楽しみにしています」と声明を発表。仮に将来的にこの2作の製作を再開することになれば、引き続き彼らに手掛けてほしいと考えているともつづられている。
Deadlineによると、『ザ・トレンチ(原題)』の製作棚上げは、2022年12月16日に全米公開を控える『アクアマン』続編の撮影準備で忙しいジェームズ・ワン監督のスケジュールの都合とのこと。『ニュー・ゴッズ(原題)』に関しては、1本の映画に収まり切らないような構造になっているからだという。
『ザ・トレンチ(原題)』は、『アクアマン』(2018)で主人公アーサーに襲い掛かった怪物トレンチをメインに据えた低予算ホラー映画として企画されていた。デュヴァネイ監督とキングが2018年初めから企画を練ってきた『ニュー・ゴッズ(原題)』は、アメコミアーティスト、ジャック・カービーの“フォース・ワールド”のキャラクターたち(ラグナロク後に誕生した新たな神々)をフィーチャーしたもので、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』に登場するスーパーヴィラン・ダークサイドもその一員だ。(編集部・市川遥)