「おちょやん」千代と一平が道頓堀で再出発!19週のあらすじ
連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)が4月12日から19週目を迎える(以下、今後のあらすじに触れています)。
家庭劇は地方で公演を続けていたが…第91回の場面カット【写真】
「おちょやん」は、大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代(杉咲花)が、女優の道をひたむきに駆け上がっていく姿を描く物語。4月12日からは第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」に突入する。
終戦を迎えてから3年、千代と家庭劇の面々は地方を回りながら公演を続けていた。そんなとき、鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)から、道頓堀に戻ってこいとのお達しが。その頃の道頓堀は再び芝居の街として復興し始めていたのだ。鶴蔵は千代たちに、新しい劇団を作り、日本一の劇団にするように伝える。
一平(成田凌)は、鶴蔵がどうして万太郎一座ではなく、自分たちに声をかけたのか不信に思う。だが、満州へ渡った寛治(前田旺志郎)が戻ってきたとき、生きていく場所を道頓堀に作りたいと思い、鶴蔵の申し出を受けることにする。
一方、須賀廼家万太郎(板尾創路)は、病で声を失っていた。そのことを知ったかつての相棒である千之助(星田英利)は、万太郎の最後の公演に助っ人として参加することに。万太郎は声が出せないため、身振り手振りで表現するしかないが、千之助は万太郎の伝えたい意図をくみ取り、的確にアドリブで返していく。その丁々発止の掛け合いに観客は大喜び。40年ぶりの須賀廼家兄弟の復活だった。そして万太郎は公演を終え、満面の笑みを浮かべたまま、この世を去る。
千代と一平の新しい劇団は「鶴亀新喜劇」と名付けられた。そこには万太郎一座や歌劇団などから、新しいメンバーも参加してきた。しかし、かつて万太郎一座にいた須賀廼家万歳(藤山扇治郎)と千兵衛は敵意むき出しで……。
「おちょやん」の最終回は5月14日(15日は最終週の振り返り)の予定となっている。(編集部・大内啓輔)