飯豊まりえ、テレ東ドラマ初主演 「ひねくれ女のボッチ飯」配信・放送決定
女優の飯豊まりえが、一人で食事をとる「ボッチ飯」を題材にしたグルメドラマ「ひねくれ女のボッチ飯」でテレビ東京ドラマ初主演を務めることが14日、明らかになった。飯豊が演じるのは、人づきあいが苦手で友達もいない、ひねくれた主人公。「ボッチ飯」の魅力に触れながら、彼女が「白馬の王子様」と信じるInstagramアカウントの主との大きな勘違いとすれ違いの恋をコメディ要素を交えて描くストーリーで、相手役を柄本時生が演じる。4月29日朝6時より動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で先行配信され、配信後にテレビ東京で放送される。配信・放送スケジュールの詳細は後日発表。
本作は、主人公・川本つぐみが、「ホワイトホース」というInstagramアカウントに出会い、顔も名前もわからないが、よくある料理なのに妙に魅力的な食事の写真と、自分と似た理不尽な境遇がつづられた投稿に魅力を感じていく……というストーリー。つぐみが「白馬の王子様」と信じるアカウントの主と同じものを食べるためにボッチ飯をする一方、「白馬の王子様」こと白石一馬(柄本)もまた、つぐみから来る唯一の「いいね」が楽しみになっていく。
つぐみを演じるのは、ゾンビがはびこる世界を描いたドラマ「君と世界が終わる日に」シーズン2がHuluで配信中の飯豊まりえ。年末には荒木飛呂彦のヒット作「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ漫画に基づくNHKドラマ「岸辺露伴は動かない」でヒロインを好演し、話題を呼んだ。柄本とは、2018年10月に放送された単発ドラマ「誘拐法廷~セブンデイズ~」(テレビ朝日系)以来、約2年ぶりの共演となる。
飯豊は、自身も「ボッチ飯」をしていると言い、本作に以下のようにコメントしている。「コロナ禍で一人ご飯をされる方も今たくさん増えてきていると思います。私もほとんど一人ご飯です。でも、お店やご飯が人と人との心を温かくして、繋げてくれるものだと改めて思える作品です。そんな一人ご飯への印象がまた更に素敵に感じます。また、おいしいご飯がたくさん登場するのも注目ですが、女の子がなかなか一人では入りづらい居酒屋さんなどにもガツガツ入っていきます」
監督・脚本に、ドラマ「シャーロック」(2019・フジテレビ系)で脚本、「日本ボロ宿紀行」(2019・テレビ東京)で監督・脚本として参加してきた、たかせしゅうほう。監督に、映画『向こうの家』(2018)などの西川達郎らが名を連ねる。
飯豊、柄本、川村庄子プロデューサーのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
飯豊まりえ(川本つぐみ役)
純粋にこの役をいただけたことが光栄です。日頃お昼ご飯のお弁当を2個も食べてしまうこともあるので、もってこいの役に出会えました(笑) 私が演じる“川本つぐみ”という役は、表には出さないだけで、本当は心が豊かな、トキメキをたくさん持っている女の子だと私は思っています。それをどこまで出してどこまで隠すかバランスを考えながら演じていく毎日を楽しんでいます!大変なことでいうと、いつもトレーニングに通っているので姿勢が良くなっていまして、監督に「姿勢が良すぎて自信があるように見える」と言われたので、今は日常的に猫背になりながら過ごしています。いろんな食べ物も想いも味わいながら、この役と向き合っていきたいです。共演する柄本時生さんとは、なかなかご一緒できるシーンは少なそうですが、どんなことがお話しできるか、今から楽しみです。コロナ禍で一人ご飯をされる方も今たくさん増えてきていると思います。私もほとんど一人ご飯です。でも、お店やご飯が人と人との心を温かくして、繋げてくれるものだと改めて思える作品です。そんな一人ご飯への印象がまた更に素敵に感じます。また、おいしいご飯がたくさん登場するのも注目ですが、女の子がなかなか一人では入りづらい居酒屋さんなどにもガツガツ入っていきます。面白い出会いや経験です。女子のボッチ飯を是非覗き見しちゃってください!
柄本時生(白石一馬役)
オファーをいただくことは本当にありがたいことで、一生懸命頑張りたいと思っています。すれ違いを使って作られている話はあまり見たことがなくて、これがあったか!と驚きました。共演する飯豊まりえさんとは一度しかお会いしたことがないので、現場でお話しできればいいなと思っています。ご飯のお話で、口コミの物語でもあると思うので、これを機に、口コミを見て遠くまで足を運ぶこともありなんじゃないかなと思います。楽しくなるよう頑張るので、是非、ご覧ください。
川村庄子(テレビ東京プロデューサー)
コロナ禍でも、コロナ禍でなくても、楽しめる食ドラマを!を合言葉に、ちょっとかわった女子のひとり飯ドラマを緊急制作致しました!飯豊まりえさんは“めしゆたか”という名字を持つ、この番組の“運命の人”。彼女が様々な思いを心に浮かべながらボッチ飯を堪能する姿は圧巻です。このドラマは食ドラマ以外にも、令和版“すれ違い”ドラマというもう一つの顔があります。飯豊さん演じるつぐみと柄本時生さん演じる白石(白馬の王子)。ネットで情報が氾濫する現代に、ネットの情報だけを頼りに顔も見えない相手を互いに妄想していきます。つぐみと白石はいつ(か)会えるのか!?気軽に楽しめるボッチ飯、スマホ時代のすれ違い...。今だからこそのこのドラマをお楽しみ頂けたらとても嬉しいです。