ファン急増中!「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ジモ役俳優が感じたキャラクターの変化
ドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に帰ってきたヘルムート・ジモ役のダニエル・ブリュールが、キャラクターの進化などについて語った。
【画像】ソー役クリス・ヘムズワースと共に鏡開きをするダニエル・ブリュール
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で初登場したジモは、元ソコヴィアの特殊暗殺部隊リーダー。アベンジャーズとウルトロンが衝突したソコヴィアの激闘で家族を失い、復讐を果たすべく、バッキー/ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)を利用してアベンジャーズ分裂を狙った。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではサム(アンソニー・マッキー)&バッキーと行動を共にし、超人血清をめぐる新たな戦いに加わっている。
ドラマシリーズで再登場したジモは、サム&バッキーとまるでトリオのような掛け合いを披露し、『シビル・ウォー』以上に存在感を発揮。特に、第3話で見せたぎこちないダンスはSNSで話題となり(後にマーベル公式がダンスシーンの1時間耐久版を公開)、ジモの虜になるファンが急増中だ。久々にジモを演じたダニエルも、「ジモを再び演じることはとても楽しいんだ。『シビル・ウォー』での経験は僕にとって素晴らしいものだった。重要な役だったけれど、あまりそういったことを見せる時間がなかった。だから、よく知られたキャラクターを再訪するのはナイスだったよ」と充実感をにじませる。
ドラマシリーズでは、映画で出番が少ないキャラクターたちにスポットを当て、それぞれの物語を掘り下げていくことができる。ジモも例外ではなく、本作では様々な変化が見られる。「ジモの背景について掘り下げることができるのはナイスだった。それは、もっと時間がある番組の素晴らしい点だよ。ジモの態度はもちろん、彼のスタイルも変わったんだ。僕は(ジモに)ユーモアのセンスを持ち込むことができた。だから僕にとって、そういった全てのことが、(ジモをもう再演することを)とても楽しめる経験にしてくれたよ」
『シビル・ウォー』での初登場からジモに共感を覚えたというダニエルは、「役者としては、深みがあって興味深い、謎めいたキャラクターを見つけたい。平面的な悪者を演じるのは退屈なものになる。だから、僕はこの役に直ぐに惹きつけられた」とコメント。バッキー・サム・ジモのトリオについて、「僕が大好きなのは、それぞれが深刻な死を経験しているんだ。彼らは、自分たちの親友や家族を失っている。だから、いろんな言い合いや喧嘩をしても、お互いに抱えている葛藤や問題に対して、ほとんど尊敬のようなものを共有している。尊敬でないとしても、(そこには)少なくともお互いに理解できるものがあるんだ」とその魅力を語った。(編集部・倉本拓弥)
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスで配信中