セカオワが“俳優Fukase”の撮影現場訪問 Saori「いろんな意味で鳥肌立った」
菅田将暉&Fukase(SEKAI NO OWARI)共演の映画『キャラクター』(6月11日公開)の撮影現場に、SEKAI NO OWARI のメンバーが訪問していたことが19日、明らかになった。Fukaseは本作で俳優デビューを果たしており、メンバーの訪問をとらえた写真には、血まみれの菅田&Fukaseを取り囲むようにNakajin、Saori、DJ LOVE が並んでいる。
本作は、殺人犯の顔を目撃してしまった売れない漫画家・山城(菅田)が、その犯人をモデルにした新作で成功を収めたことから人生が一変していくさまを追う物語。「20世紀少年」をはじめ浦沢直樹作品を多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志がオリジナル脚本を務め、『帝一の國』『恋は雨上がりのように』などの永井聡監督がメガホンをとった。Fukaseは、山城の運命を狂わせる美しき殺人鬼・両角(もろずみ)にふんしている。
本作への出演をオファーされた際、当初は断るつもりだったというFukase。しかしプロデューサーの熱い思いを受け、「事前に演技の勉強をする」ことを条件に出演を決意。ワークショップに参加するなど約1年半の期間をかけて準備してきた。当初、映画出演をためらっていたFukaseだが、背中を押したのがSaoriだったことを明かしている。
プロデューサーに促されてセットの中まで進んだNakajin、Saori、DJ LOVE は多くのスタッフによって映画が作られていることに驚きを隠せず、広いセットのあちこちに目を配らせていた。そんな3人に気づいたFukaseはすぐにメンバーの元へ。血だらけの特殊メイクを施されたFukaseの姿にSaoriは「凄いね!」と興奮気味。挨拶にやってきた主演の菅田に、Saoriは「(Fukaseは)いつも撮影が終わったら、こんなシーンを撮った、と報告があるんです」と明かしていた。「こんな家族みたいな感じの訪問になって……」と照れながら話すFukaseに、「たしかに家族感ありますね(笑)」とメンバーの仲の良さにうなずく菅田。さらに菅田に促されて山城のアトリエのセットに足を踏み入れた3人は、漫画「34」などの美術を手に興味津々の様子で、Fukaseや菅田らの説明に耳を傾けていた。
撮影現場でのFukaseのたたずまいに、Saoriは「殺人鬼の顔をしているFukaseを見ると、『あ、これからバンドが大変な状況になる顔だ』と本能的に思ってしまい、いろんな意味で鳥肌が立ちました」とコメント。「ステージに立っている姿を見て、この人なら役者の挑戦も出来るのではないかと思いました。また、役者の世界で得た事をバンドにも生かしてくれるとも思ったので、わたし自身の楽しみもあり、『絶対やってみなよ!』と後押ししました」と“俳優Fukase”に期待を寄せている。
Saoriのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
Saoriコメント
・Fukaseが役者にチャレンジする事に対して
ステージに立っている姿を見て、この人なら役者の挑戦も出来るのではないかと思いました。また、役者の世界で得た事をバンドにも生かしてくれるとも思ったので、私自身の楽しみもあり、「絶対やってみなよ!」と後押ししました。
・実際に現場でFukase(の芝居)を観た印象
殺人鬼の顔をしているFukaseを見ると、「あ、これからバンドが大変な状況になる顔だ」と本能的に思ってしまい、色んな意味で鳥肌が立ちました。
・役者としてのFukaseにメッセージ
「貴方ならきっと出来る」とは言ったものの、本当に役者の世界に飛び込んでいくFukaseの姿を見て感動していました。バンドがどんなに忙しくなっても朝から芝居の練習をし、役への理解を深めようとしていた所は、やると決めたら中途半端にしはしない、根っからの真面目さが出ていると思います。「自分も頑張ろう!」と思いました。側で見ていて刺激的でした。