田中圭が号泣!サプライズメッセージに感激
俳優の田中圭が19日、都内で行われた映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』公開記念舞台あいさつに登壇、サプライズのメッセージ付きフラッグのプレゼントに号泣し、言葉に詰まる場面があった。舞台あいさつには、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒、飯塚健監督も出席した。
1998年に開催された長野オリンピックのスキージャンプラージヒル団体金メダルに輝いた日本代表の選手たちを舞台裏で支えたテストジャンパー25人の物語を描いた本作。田中は、リレハンメルオリンピックでメダルを獲得したものの、長野オリンピックでは代表入りを逃した西方仁也を演じた。
2度の公開延期を経て、昨日6月18日に封切りとなった本作。田中は「3度目(の延期)があるのかなと思っていたので、公開できてよかったです」と安堵の表情を浮かべると「ここまで自分の手元にあり続けた映画はなかったので、寂しさが9割です。特に延期になりスケジュールがバラバラになるなか、こうして今日、5人も舞台あいさつに集まってくれただけでウルっときています」と感無量な様子を見せた。
常に現場で明るく元気に、周囲を気遣い盛り上げ役に徹していたという田中。土屋は「圭さんはどんなことがあっても笑顔で、人を許してくれる人。神様みたいです」と賛辞を送ると、感極まって涙を流す。山田も「圭さんはめちゃくちゃ愛される人。それは誰でも分け隔てなく人と接する人だから、みんなから愛されるんだと思います。本当に神様です」と土屋の意見に追随する。
撮影は2020年の1~2月に行われ、厳冬のなか非常にハードだったというが、スタッフやキャストが一丸となって乗り切った。そんな「チームヒノマルソウル」の面々に、物語のモデルとなったテストジャンパーたちから温かいメッセージ動画がサプライズで贈られる一幕も。映像を観ていた山田は「これはダメでしょう」と顔をしかめると号泣し「本当に嬉しいです」と言葉を絞り出す。
さらに眞栄田は過酷な撮影を思い出したというと「演技の経験がないなか、圭さんや裕貴さんの二人に挟まれめちゃくちゃ悩んでいました。すごく大変でしたが、監督をはじめたくさんの方に支えていただきました」と涙を流す。
土屋や山田、眞栄田が涙を流すなか、気丈にしていた田中だったが、サプライズでスタッフ・キャストから田中への熱いメッセージが書かれたフラッグが贈られると、その言葉を目にして表情が崩れる。それでも懸命に言葉を紡ごうとしていたが「もうしゃべれないですよ」と号泣。山田は「俺、圭さんが泣いているところあまり見たことなかった。もう少し弱みを見せてほしいし、人間らしいところを見せてほしいです」と言葉をかけていた。
田中は「僕のことを頼りになると話してくれていましたが、僕こそみんなのことを頼っていました」と語ると、またもや言葉に詰まる。それでも「この作品はすごく贅沢な環境のなかで撮影をさせていただきました。座長のプレッシャーもあり、いろいろと思うこともたくさんありましたが、とにかく素敵なお話しなので、皆さんに伝えたかった」と作品に込めた思いを吐露していた。(磯部正和)
映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は公開中