『オノダ(原題)』仲野太賀、イッセー尾形ら追加キャスト12名が発表
第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのオープニング作品を飾ることが決定している映画『オノダ(原題)』(2021年秋公開)の、追加日本人キャストが発表された。
本作は、任務解除の命令を受けられないまま、太平洋戦争後、約30年の間、フィリピン・ルバング島で過ごした一人の日本兵・小野田寛郎旧陸軍少尉の実話を基に、壮絶な日々を描いた人間ドラマ。フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作で、フランスの新鋭実力派監督アルチュール・アラリがメガホン取った。
すでに明らかになっている青年期の小野田を演じる遠藤雄弥、成年期の小野田を演じる津田寛治に加え、今回発表された日本人キャストは、仲野太賀、イッセー尾形、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、吉岡睦雄、足立智充、嶋田久作、伊島空、森岡龍ら実力派と映画監督でもある諏訪敦彦の12名。仲野が小野田に戦争の終わりを告げる鈴木紀夫を、尾形が小野田に最後の指令を命じ渡した谷口義美を演じるほか、小野田と最後まで生き残った小塚金七役の青年期を松浦が、成年期を千葉が務める。
なお、第74回カンヌ国際映画祭では、7月7日(現地時間)に公式記者会見および公式上映が行われる予定となっており、アラリ監督がワールド・プレミアの瞬間に立ち会う。(高橋理久)