浜辺美波、縦型映画に興味津々!「出演するのがとても楽しみ」
女優の浜辺美波が12日、東宝スタジオで行われた「TikTok TOHO Film Festival 2021」授賞式にゲストとして参加。グランプリ作品に出演する浜辺は「縦型の映画に出演するのがとても楽しみです」と期待に胸を膨らませた。授賞式には、本映画祭のアンバサダーを務める北村匠海をはじめ、審査員を務めた三池崇史監督、山田智和監督、しんのすけ(TikTokクリエイター)も出席した。
【写真】浜辺美波、北村匠海ら登壇、「TikTok TOHO Film Festival 2021」授賞式
「TikTok TOHO Film Festival 2021」は、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と東宝が、新たなクリエイターを発掘し、映像・映画を共創することで、映画業界を盛り上げることを目的とした新しい映画祭。TikTokにハッシュタグ「#TT映画祭2021」を付けて投稿された縦動画が応募方法・応募形式となっており、グランプリ受賞者には東宝プロデュースによる新作映画の制作権利が与えられ、その作品に浜辺が出演することが決まっている。
見事グランプリを受賞したのは、吉川啓太の『トラベルノート』。プレゼンターとして登場した三池監督は「数年前からカンヌ国際映画祭でも『映画とは何か』という問いかけが続いていますが、応募された方々は、これまでの概念を壊して新しく再構築していく人たち。『トラベルノート』は、この映画祭の頂点に立つのにふさわしい作品だと思います」と称賛した。
吉川監督は「本当にびっくりしました」と声と手を震わせながら初々しい表情で語ると「TikTokと東宝さんという座組の中で、何ができるかすごく考えました。1分という尺の中で、興味を持っていただかないといけないので、セリフをかなり重視しました」と制作意図を明かし、さらに「いつも映画を撮るとき、自分の表現プラス、誰か一人でもいいので心に届くものがあれば……と思って作っています」と信念を語った。
アンバサダーを務めた北村は「審査の段階から、皆さんといろいろな話をしていたのですが、純粋にこの映画祭に携わることができて良かった」と笑顔を見せると、吉川監督に向けて「浜辺美波という大女優との撮影は、いろいろと時間に追われることもあると思いますが、とにかく楽しく映画を作ってください」とメッセージを送った。
浜辺も「今日実際監督にお会いして、人柄的にもとても安心できる方だなと思ったので、すごく撮影が楽しみです。縦型の画角での映画ということで、視聴者の視点も変わると思う。意識する場所も変わると思うので、丁寧に話し合いながら、できる限り良い作品ができるように頑張ります」と意気込みを語った。(磯部正和)
<受賞作品は以下の通り>
・グランプリ『トラベルノート』吉川啓太
・準グランプリ『チェイス!!』川波大輝
・観客賞『日本の一番ヤバい場所』佐藤周