比嘉愛未、急なオファーで役づくりできずも「ワクワク」
女優の比嘉愛未が12日、リモートで行われた連続ドラマ「推しの王子様」の第1話完成報告会に出席し、人生初となるラブコメディー挑戦への心境や、愛ある撮影現場の様子を語った。この日は、共演する渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、白石聖も登場した。
【写真】比嘉愛未、渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、白石聖ら「推しの王子様」完成報告会
本作は、乙女ゲーム(女性向け恋愛ゲームの総称)を手掛ける36歳のベンチャー企業「ペガサス・インク」の社長・泉美(比嘉)が、見た目が自分の作った乙女ゲームのキャラクターにそっくりな23歳の青年・航(渡邊)を、理想の男性に育てるべく奮闘するロマンチック・コメディー。
比嘉は、「役者人生15年で初めてラブコメが来たな! とうれしかったです。演じることで自分の人生がどう輝くのかなぁとワクワクしました」とオファー時を回顧。病気療養のため降板した深田恭子に代わって主演を務めることになったことから、「オファーをいただいてから(クランクインまで)1週間なかったので、役づくりはある意味できなかったんです」と舞台裏も明かすが、結果的に「しなくてよかったと思います」と話す比嘉。というのも、初日からこのチームだったら大丈夫という安心感があったそうで、「柔軟にみんなとのセッションを楽しみ、ナチュラルに役に入れた気がします」と安どの表情を見せた。
役については、「(社長だけど)完璧ではなく、仕事やプライベートの悩みを抱えている等身大の女性なので、すごく魅力的。葛藤しながらも成長するために奮闘する姿や、好きなものに対する真っすぐさ、仲間への愛情がピュア。演じていて、泉美から与えてもらう感情や気づきがたくさんあるので、毎日が幸せです」と笑った。また、セリフ量の多い役ながら、「(主演としての)責任感やみんなに迷惑をかけたくないという思いから、セリフを覚えるのが早くなりました。脳が活性化されている」と自身の成長もうれしそうに報告した。
座長としての頼もしさを感じさせるが、実は天然キャラの比嘉。渡邊との関係性を「役では、わたし(泉美)があーだこーだツッコんで(航が)シュン……となるんですが、リアルでいうと逆です。わたしがボケると、(渡邊が)すべてツッコんでくれる」と明かすと、渡邊も「細かいところ(ボケ)をしっかり拾っていくリベロ精神みたいなものは育ったと感じます」と役さながらの成長ぶりを、バレーボールに例えて説明し笑いを誘った。
最後に比嘉は、「本当にスタッフ・キャストが愛おしい。その温かい空気感が作品にも表れているので、自信をもって観てもらえます。(ドラマを)推してください!」と笑顔で呼びかけた。(錦怜那)
ドラマ「推しの王子様」は7月15日(木)夜10時よりフジテレビ系にて放送開始