父の死を機に互いの存在を初めて知る三姉妹…『花椒の味』11月に公開
第39回香港電影金像奨で11部門ノミネートを果たした映画『花椒(ホアジャオ)の味』が、11月5日から新宿武蔵野館ほかで全国順次公開されることが明らかになった。
本作は、別々の土地で育ち、父親の死をきっかけにお互いの存在を初めて知った三姉妹が、父が経営していた火鍋店の秘伝のスープを再現しようと奮闘するなかで家族や自分自身と向き合っていく物語。
あわせて公開されたメインビジュアルには、父亡き後にそろって火鍋店を訪れた三姉妹の姿が。中央にいるのは、服装や髪型に真面目な性格がにじみ出た長女のユーシュー(サミー・チェン)。左にはビリヤードのプロ選手である次女のルージー(メーガン・ライ)、右にはネットショップのオーナーをしている三女ルーグオ(リー・シャオフォン)が写っている。
そのほか、キャストにはアンディ・ラウが友情出演として名を連ねているほか、ルージーの母親役でリウ・ルイチー、ルーグオの祖母役でウー・イエンシュー、ユーシューが心を開く麻酔医役でリッチー・レン、父親役でケニー・ビーが集結した。『誰がための日々』で製作を担ったヘイワード・マックが脚本・監督を担当、2020年にベネチア国際映画祭で生涯功労賞を受賞した名匠アン・ホイがプロデューサーを務めた。(須田璃々)