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南米ドキュメンタリー映画の巨匠最新作『夢のアンデス』公開が決定!

壮大な山々と街の景色のコントラストも印象的
壮大な山々と街の景色のコントラストも印象的 - (c) Atacama Productions - ARTE France Cinema - Sampek Productions - Market Chile / 2019

 第72回カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞とインディペンデント批評家賞をダブル受賞した、南米ドキュメンタリー映画の巨匠パトリシオ・グスマン監督の最新作『夢のアンデス』が10月9日に公開されることが決定し、ポスタービジュアルが公開された。

【写真】壮大な山々と街の景色のコントラスト…『夢のアンデス』場面写真

 本作は、40年以上にも渡りチリの弾圧の歴史を描いてきたグスマン監督による、『光のノスタルジア』(2010)『真珠のボタン』(2014)に続く一大叙事詩最終章。かつて『チリの闘い』(1975-1978)で映像に残した、永遠に失われた輝かしいアジェンデ時代の歴史と、1973年9月11日に起きた軍事クーデター後、新自由主義の実験の場となってしまった祖国の現状を、アンデスのように俯瞰した視座から改めて見つめ直す。

 公開されたポスタービジュアルは、数多くの映画ポスターを手掛ける、グラフィックデザイナーの大島依提亜によるもので、壮大な山々の稜線と人々の対比が印象的なデザインになっている。(高橋理久)

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