『竜とそばかすの姫』大ヒットスタート!新ポスターも公開
細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』(公開中)の興行成績が19日、配給元の東宝より発表され、7月18日までの公開3日間で動員60万人、興行収入8億9,000万円を超える大ヒットスタートを切ったことが明らかになった。東宝によると、歴代の細田監督作品史上、興収No.1が確実となったという。また公開を記念して、第3弾ポスターも公開された。
先週、第74回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プルミエール部門でワールドプレミア上映され、約14分間のスタンディングオベーションを受けた本作。その翌日16日からは日本全国416館(うち、IMAX38館含む)で公開され、18日までの3日間で動員数60万6,684人、興収8億9,166万3,200円を記録。初日アンケートによると、男女比は44.5%:55.5%と女性が上回り、年代は20代が一番多く、次いで40代、僅差で30代、50代と続いた。
併せて公開された第3弾ポスタービジュアルは、夏らしい入道雲が浮かぶ青空をバックに、主人公のすずとベルが笑顔で歌う姿が描かれたもの。細田監督の「すずとベル、2人を青空の下で歌わせてあげたかった……!」という想いのもとで制作されたビジュアルで、細田監督自らがデザインし、作画をかねてより細田作品に欠かせないレジェンドスタッフ青山浩行と山下高明が担当した。
歌姫ベルが、すずの<U>での<As>(分身)ということで、本編では実現しない2ショットとなり、現実パートの作画監督・青山が「すず」を、CG作画監督・山下が「ベル」を描き、現実と仮想世界を超越した美しいビジュアルに仕上がった。同ポスターは今週末より各地区の劇場にて掲出される。
『竜とそばかすの姫』は、母親の死により心に大きな傷を抱えた17歳の女子高生が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとするストーリー。主人公すず/ベルの二役を務め、作品の要とも言える「歌」を担う大役に抜擢されたのはミュージシャンの中村佳穂。すずを取り囲むメンバーに成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、役所広司。さらに「竜」役の佐藤健と多彩で豪華なキャストが集結している。(清水一)