サバイバル能力高すぎ…『ドント・ブリーズ2』盲目老人が育てている少女に注目!
強盗に入った若者たちが家の主である盲目の老人から狩られる恐怖を描いたホラー映画『ドント・ブリーズ』。現在公開中の続編『ドント・ブリーズ2』では、その盲目の老人ノーマン・ノードストローム(スティーヴン・ラング)と彼が“待ち望んだ娘”である11歳のフェニックスの奇妙な関係が描かれている。ノーマンに匹敵する存在感を見せるフェニックス役のマデリン・グレースについて、前作に続いて脚本を執筆したフェデ・アルバレス(前作の監督)&ロド・サヤゲス(今作の監督)のコンビが語った。
本作では自身の邪悪な過去を隠し、フェニックスを過保護に育てながら、彼女に異様なほど熱心にサバイバルスキルを仕込んでいるノーマン。武装集団が二人が暮らす屋敷に侵入してきた時、ノーマンの残忍さが再び解き放たれるだけでなく、フェニックスもそのサバイバル能力を遺憾なく発揮することになる。
フェニックスを演じた子役のマデリンについて、サヤゲスは「彼女は多才だ。マデリンは素晴らしい演技力を持っているだけでなく、身体能力も高い。観客のリアクションが楽しみで仕方ないよ」と絶賛の言葉を惜しまない。「面白いことに、スティーヴン・ラングは優秀な俳優や監督たちとの数十年に及ぶ仕事の経験がある一方で、マデリンはキャリアを始めたばかりだが、彼女は同じ才能、同じ輝き、同じ情熱を持っている。この役は多くを要求される……走ること、泳ぐこと、水中での演技などね。しかし彼女は全て笑顔でやってのけ、さらに努力する。それにとても賢い。撮影時には11歳だったにもかかわらず、映画の多くのテーマを理解し、演技に昇華させることができたんだ」
アルバレスも「彼女はスティーヴン・ラングの才能と遜色ないね」とサヤゲスに同意。「ロド(・サヤゲス監督)は緊迫感を出す方法として、カットが非常に少ないロングショットを用いている。だから(マデリンの)スタントダブルが入り込む余地がないんだ。マデリンはとても前向きだ。それだけでなく、僕らの要望を何でも意欲的にこなそうとしてくれたんだ」と感謝した。
共演したスティーヴン・ラングも「彼女は素晴らしい子供で、陽気でおしゃべり好きな子だ」と素顔を明かしながら、「だが、ひとたびロドが『アクション』と言うと、深みと信念、本質を持った見事な演技を瞬時に見せてくれる」とその才能に感服していた。小さな体で大活躍するマデリンに注目だ。(編集部・市川遥)
映画『ドント・ブリーズ2』は公開中