『レミニセンス』は劇場で観てもらうべき作品!ヒュー・ジャックマンがワールドプレミアに登場
ヒュー・ジャックマン主演の映画『レミニセンス』(9月17日公開)のワールドプレミアが現地時間8月11日にイギリスのロンドンにて開催。ヒューをはじめ、レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートン、監督・製作のリサ・ジョイ、製作のジョナサン・ノーランが登場し、作品の魅力をアピールした。
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本作は、人間の記憶に潜入(レミニセンス)し、その記憶を360度再現することで事件を解決する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニック(ヒュー)の活躍を描くSFサスペンス。ワールドプレミアのこの日は、ヒューたちは海に沈み水に支配された世界が舞台となる本作をイメージしたブルーカーペットに登場し、世界各国のメディアからの取材を受けた。
主人公となる「記憶潜入エージェント」のニックを演じたヒューは「こんな日が本当に来るとは思っていなかったし、特にリサ・ジョイの映画監督作品第1作目だったから、こうやってプレミアにみんなで参加でき、観客にIMAXシアターで観てもらうことができて本当にワクワクしているよ。こうやって劇場で観てもらうべき作品だからね」と興奮を隠せない様子を見せる。
また、ジョイ監督から最初にオファーを受けたことを振り返って「もちろんうれしかったけど、『そうか、ブラッド・ピットが断ったんだな!』と内心思っていたよ(笑)。でも彼女は僕に不思議なことに脚本をまずは読まないでいい、アイデアやアートワークを見て、自分がなぜこの脚本を書いたのかを話して、その上で脚本を渡したいと言ったんだ。そして僕にいろいろ説明してくれたんだけど、『あなたがやらないなら私も多分やらない』と言うので、ものすごいプレッシャーを感じたよ(笑)。でもとてもワクワクしたし、気に入ったんだ。きっとブラッドも引き受けたはずだね」と冗談を交えて語った。
ニックと関わる謎の女性・メイを演じたレベッカは、脚本を読んだ時の印象を聞かれると「最初、脚本を読んだ時にとても複雑でいったん脚本を置いたけど、もうこの役をやると決めていた。リサがとても多彩で、知的で、このストーリーのビジョンの説明が素晴らしかったから」とオファーを受けたことを明かした。
また、ドラマシリーズ『ウエストワールド』でも知られるジョイ監督は、本作のテーマでもある記憶について「記憶というものは一番原始的なタイムトラベルの手法だし、いつの時代でもどこでも記憶の中であれば自分で好きにタイムトラベルができる」と魅力をコメント。水に支配された近未来の都市を舞台にしたことには「最初の発想は単純に今地球で起こっていることから。7年前からこの作品の脚本を書き始め、その頃からもう気温上昇や地球温暖化については言われ始めていて、実際に撮影が始める頃には上昇する海面の防波堤がマイアミでは作られ、私が『レミニセンス』で考えていた防波堤のイメージとそっくりでした」と現実で起きている出来事も参照したことを明かし、実際の撮影現場の様子を「マイアミのライトに照らされた通りがすべて水に沈んでいる様子が本当に幻想的でした」と振り返った。(編集部・大内啓輔)