ムロツヨシ「お父さんって呼んでくれる」娘役・中田乃愛との共演を振り返りデレデレ
ムロツヨシが23日、東京・千代田区内幸町のイイノホールで行われた映画『マイ・ダディ』のジャパンプレミアに出席し、本作でムロ演じる主人公の娘役を務めた中田乃愛との親子エピソードを振り返った。この日はムロと中田と共に、共演者の奈緒、毎熊克哉、永野宗典、主題歌を担当する寺岡呼人（カーリングシトーンズ）、金井純一監督も登壇した。
映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」で2016年に準グランプリを受賞した企画を映画化した本作。妻に先立たれた牧師の御堂一男（ムロ）が、男手ひとつで育てて来た娘のひかり（中田）の病気発覚という事態に直面し、娘を救おうと奔走する姿を描く。
ムロは娘役の中田との共演を振り返って「父親になったことはないけど、娘には好かれようというより嫌われたくないという気持ちで接していました」と振り返る。中田と距離を縮めるために、コロナ禍で撮影が中断した際にメールの交換をしたことを明かし、「試験頑張って」など本当の父親のような連絡もしたという。「ずっとお父さんって呼んでくれるんですよ。それが嬉しくて」と笑みを浮かべる。
中田も「ムロさんがずっと寄り添ってくれて、それでひかりという役を全うできたと思います」と感謝しきり。そんな中田にムロはにやけつつ「（僕から）誕生日プレゼントが届いたとかは言わなくていいんですよ」と自らアピールする一幕も。ムロは「（撮影の中断の間に彼女は）誕生日を2回あって、1回目に可愛いエプロンをあげたことは内緒」と得意げ。中田はムロのトークを優しく受け入れつつ、「今年は文房具セットをいただきました」とにっこり。ムロはさらに「あんまり売っていないようなものを贈ったんです。外国製かな、あれは」と猛アピールして笑いを誘った。
終盤には、中田からムロにトーク力を高める秘訣を聞く一幕もあったが、これにもムロは「トークなんてできなくていい」と回答。「君は素敵な女優さんなんだから、こんな小慣れた嘘ばっかりいう僕みたいにならないで、真っすぐ生きよう」と親心たっぷりのメッセージを送った。（取材・文：名鹿祥史）
映画『マイ・ダディ』は9月23日より公開