アメリカ同時多発テロから20年…『モーリタニアン 黒塗りの記録』9.11特別映像が公開
ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ 、タハール・ラヒムが共演する映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』(10月29日公開)より、モハメドゥ・ウルド・スラヒにスポットを当てた9.11特別映像が公開された。
本作は、アメリカ同時多発テロ事件の首謀者の一人として拘束されたモハメドゥによる手記をもとにした社会派ドラマ。アメリカ同時多発テロの容疑者として、キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ基地に収容されていたモーリタニア人のモハメドゥ(タハール)の弁護を引き受けた弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ)たちは、真相解明のため調査を開始し、軍の弁護士であるステュアート中佐(ベネディクト)と相対することになる。
公開された映像には、本作のモデルとなったモハメドゥとホランダー弁護士本人のほか、ジョディ、ベネディクト、マクドナルド監督らが登場する。ジョディが「モハメドゥと彼自身の物語は私たちに多くを教えてくれる。謙虚さや人間性だけでなく許しと精神力を」と語るほか、マクドナルド監督も「傷つけられたり、危害を加えられたときに相手を許すことは難しい。でも彼はそれを体現した」とモハメドゥへの思いを明かしている。(今井優)