オスカー2部門受賞『サウンド・オブ・メタル』劇場予告編が公開
第93回アカデミー賞で音響賞と編集賞を受賞した映画『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』(10月1日公開)の劇場予告編が公開された。
【動画】『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』劇場予告編
本作は突如難聴になったドラマーの葛藤と再生を描くヒューマンドラマ。主人公ルーベンを『ヴェノム』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のリズ・アーメッドが演じ、オリヴィア・クック、ポール・レイシー、マチュー・アマルリックらが共演。監督・脚本を、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』の脚本を手掛けたダリウス・マーダーが務めた。
劇場予告編では、主人公の苦悩や再生への道を垣間見ることができる。また、爆音映画祭プロデューサーの樋口泰人は本作について下記のようにコメントしている。(清水一)
樋口泰人コメント全文
メニエール病持ちでときどき左耳が蓋をされたようになり世界の音が脳内でぐしゃぐしゃになるわたしは、とても他人事とは思えず、ストーリーを追いました。
音はどこで聴くのか?
耳なのか身体なのかそれとも心なのか?
そんなシンプルな問いかけとともに生きる映画でした。
ああ、でも、目で聴くというのもあるな。
何かを失うことでそれまで意識していなかった新しい可能性が開ける。
そんなわれわれのプラスマイナスゼロ、つまり勝ち組も負け組もいない生き方の道が広がってもいました。
爆音映画祭プロデューサー 樋口泰人