『シン・仮面ライダー』本郷猛＆緑川ルリ子のビジュアル公開 庵野秀明、デザイン決定に「二転三転」
映画『シン・仮面ライダー』（2023年3月公開）に登場する主人公・本郷猛とヒロイン・緑川ルリ子のビジュアルが30日、都内で行われた「シン・仮面ライダー対庵野秀明展」合同記者会見で公開された。会見には、本郷猛役の池松壮亮、緑川ルリ子役の浜辺美波、脚本・監督の庵野秀明が登壇し、デザインの説明や役衣装に袖を通した感想を語った。
仮面ライダー生誕50周年を記念して製作される『シン・仮面ライダー』。公開されたビジュアルには、仮面ライダーのスーツを着用した本郷猛と、赤のロングコートに袖を通した緑川ルリ子の姿が収められている。
デザインを担当しているのは、前田真宏（『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督）、山下いくと（『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のメカニックデザイン）、出渕裕（「交響詩篇エウレカセブン」など）の3名。庵野監督によると、仮面ライダーと怪人のデザインは、主に前田と出渕が手がけたそうで、「特にライダーは（デザインが）二転三転したんですけど、最終的には50年前のイメージに戻りました」と説明した。
仮面ライダーの衣装に袖を通した池松は、「とても興奮しましたし、こういった役は初めて。（仮面ライダー変身時は）マスク姿なので、感染症対策はバッチリですね」とユーモアを交えてコメント。浜辺は、今朝も衣装合わせが行われたことを告白しつつ、「赤のコートを羽織った時は、ルリ子はこういうヒロインなんだと感じました。脚本を読んだ時はどんな洋服を着ているのか掴めなかったので、（衣装を着て）ルリ子像が見えた感覚がありました」と振り返っていた。（編集部・倉本拓弥）