山田涼介、先輩・岡田准一のブレないカッコよさを熱弁
岡田准一が7日、東京台東区の上野東照宮で行われた映画『燃えよ剣』の公開直前イベントに出席。共演者で後輩の山田涼介から「こういう大人になりたいと思いました」と賞賛される一幕があった。この日は岡田と山田とともに尾上右近、松下洸平も登壇した。
岡田准一、山田涼介、尾上右近、松下洸平がヒットを祈願!イベントの様子【写真】
本作は、司馬遼太郎の同名小説を新たに映像化した時代劇。討幕派勢力の制圧に奔走する新選組の副長・土方歳三の姿を、近藤勇や沖田総司といったほかの志士たちの人生と共に活写する。『関ヶ原』でも原田眞人監督と組んだ岡田が土方歳三役を務めている。この日のイベントでは、新選組が仕えた十五代将軍・徳川慶喜が祀られ、強運な神君の御遺徳の賜物と言われる上野東照宮にてヒット祈願が行われた。
祈願を終えた岡田は「身の引き締まる思い。(上野東照宮は)歴史も深く、キラキラしていました。4人で興奮して『すごいね』と話していました」と感想を語る。続けて「中はもっとまばゆいです。中は金と黒でかっこyよく、歴史を感じさせるものでした。お守りとかもいただきました。龍のお守りで、強運をいただける感じがしました」と笑顔を見せる。
また、本作の撮影について話が及ぶ。撮影中の思い出を聞かれると、岡田は「花粉症が始まった」と照れ臭そうに明かす。「この撮影で始まったんです。花粉症がはじまった思い出の作品。右近さんに会った時に、(花粉症に)いいお茶を紹介していただいて、それを飲むことによってなんとか乗り切れた」と明かす。松下によれば着物の袖に鼻炎薬を隠していたという裏話も飛び出した。
トークでは本作の内容にちなんで「カッコいい男の定義」も話題に上がる。岡田は「男らしさも大切ですが、優しくいたいですよね」と考えを述べる。その一方で「山田くんとかカッコいいですよ」と後輩に話を振ると、山田は「嘘……」と照れ笑い。すると、褒められた山田は岡田のカッコよさを言及。「真のブレない人はカッコいい。それを思わせてくれたのは岡田さん。こういう大人になりたいと思いました」と語ると、岡田は「いい子だな。できた後輩」と笑みを浮かべた。
続けて岡田は松下についても「絵とか家に何を飾ってるのと聞いたら、自分で描いた絵ですって。これですよ。しかもうまいっていうね」と絶賛した。
最後に岡田は、本作について「原田さんの作品に出られる光栄さ。その時代の空気感を大切にされていたので、幕末を生き抜けたと思います」とコメント。「コアな新選組ファンも認めていただける作品になっていると思います。こんな新選組が見たかったという作品になっているか、ぜひ劇場で確かめてほしい」と呼びかけた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『燃えよ剣』は10月15日より全国公開