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蒔田彩珠、カンヌが憧れ!井浦新は魅力を絶賛「末恐ろしい」

親子役を務めた蒔田彩珠と井浦新
親子役を務めた蒔田彩珠と井浦新

 女優の蒔田彩珠が8日、都内で行われた映画『神在月のこども』の初日舞台あいさつに登壇し、役者として抱く大きな夢を語った。

【写真】蒔田彩珠が美しい!イベントの模様

 本作は、出雲地方を舞台にしたファンタジーアニメ。神々が集う島根県出雲に行けば亡き母に再会できると信じ、一羽のうさぎに導かれるようにして旅に出る少女の姿を描く。この日のイベントには、井浦新新津ちせ神谷明白井孝奈(アニメーション監督)、四戸俊成(原作・コミュニケーション監督)も来場した。

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 主人公・葉山カンナの声を務めるのは、連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインである百音(清原果耶)の妹・未知を演じて話題を集めている蒔田。本作が声優初挑戦で、アニメーション映画初主演の蒔田は、「(公開)延期が続いていたので、ちゃんと皆様に届けることができるのか不安に思っていたんですけど、時間があったからこそ、たくさんイベントができたのでよかったと思います」と初日までの道のりを振り返り、安堵の表情を見せた。

 コロナ禍での収録を回顧した蒔田は、「一人での収録というのを当日まで知らなくて、いろんな人に会える! と思って行ったら一人だったので寂しかったです。(アフレコは)初めてということもあり、ずっと緊張していました」と打ち明けた。

 そんな蒔田演じるカンナの父親・典正役の井浦は、「僕は出雲や日本の神話に興味があって好きな世界観なので、神話の住人たちの誰(役)だろう? とワクワクしていたのに、ふたを開けてみたら人間だった。正直、一瞬テンション落ちました。(神なら)どれでもイケるイメージはできていたから、どれでも来い! と思っていた」とぶっちゃけつつ、「でも、彩珠さんと、娘と父の関係を演じさせてもらったのは本当にうれしかったです」と、映画『朝が来る』でも共演した蒔田との再会を喜んだ。

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 また、井浦は「末恐ろしい。完全にオリジナルなんですよね。誰っぽくもないし、彩珠さんは彩珠さんにしかできないものを持っているから、どの現場でも、見たことのない彩珠さんが目の前にいるんだろうなと思います」と蒔田の今後にも期待を寄せた。

 女優として太鼓判を押された蒔田は、「すごくカンヌに行きたい。カンヌ国際映画祭にすごく憧れていて、いつか行けたら」と大きな夢を告白する。ちなみに、本作は「モントリオール国際リース賞映画祭2021」の映画祭主演女優賞(蒔田)、最優秀音楽賞、最優秀編集、最優秀脚本賞にノミネートされており、四戸は「カンヌではないけど、(コロナ禍でなかったら)モントリオール国際リース賞映画祭に一緒に行けていたんですけどね」と悔しさをにじませていた。(錦怜那)

映画『神在月のこども』は公開中

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