朝ドラ「カムカムエヴリバディ」メインビジュアル決定!テーマは家族の木
11月1日より放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のメインビジュアルが決定した。
上白石萌音が朝ドラ初出演でヒロインに!「カムカムエヴリバディ」場面カット【写真】
連続テレビ小説の105作目にあたる本作は、京都・岡山・大阪を舞台に、昭和・平成・令和の時代にラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を100年にわたって描くハートフルなコメディー。朝ドラでは初となる3人のヒロインが登場し、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がリレーを繋いでいく。
今回公開されたメインビジュアルは、3人のヒロインが「家族の木」がテーマとなっており、上白石、深津、川栄の3人がこちらに笑顔を向けている爽やかな仕上がり。親子3世代の時を超えた家族写真をイメージした表現となっている。
アートディレクターの服部一成は「母娘三代のヒロインが同じ年頃になって集まった、架空の家族写真を撮りたいと思いました。自分が子どもの頃、木登りは家族写真の定番でした。家系図を family tree とも言うし、木は家族の年月を暗示できるのではないかと考えました。しかし、女優さん3人が木に登れるものだろうか? 撮影当日は悪天候の予報でしたがわずかな時間、晴れました。上白石さん、深津さん、川栄さん、みなさん軽々と登って、見事に安子、るい、ひなたを演じてくれました」とメインビジュアルに込めた糸を明かす。
また、写真を担当したのは、黒沢清監督の映画『スパイの妻』ではポスターの撮影を行った新津保建秀。「本作では、昨年暮れの制作発表に際してのポートレート写真とポスターの撮影を担当しました。昨年の撮影では、3人の女優さんたちのありのままのたたずまいを撮ることを心がけました。そして、ドラマの収録開始を経て迎えた今回のポスター撮影では、目の前の現実の風景のなかにヒロインたちが自然に舞い降り、物語がありありと立ち上がってきた瞬間を撮ることを心がけました。このポスターから、このときの感動が少しでも伝わったらうれしいです」とコメントしている。
今回のメインビジュアルでは「未来なんてわからなくたって、生きるのだ。」というコピーも印象的。コピーライターの国井美果は「3人のヒロインは、偉人でも有名人でもない「私」。順番に困難にぶつかりながら精いっぱいの一歩を踏み出し、未来がどうなるかなんて考える余裕もない中で、めげずに人生をひらいていく。100年も前からの話ですが、彼女たちが生きているのは紛れもなく『今』なんです。だからテレビの中にいる人、テレビの前にいる人、両側で今を生きる『私たち』の合言葉を、メッセージにしました」と語っている。(編集部・大内啓輔)
2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は11月1日より放送 月~土、NHK総合・午前8時~ほか(土曜日は1週間の振り返り)