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『007』ベン・ウィショー演じるQはMI6まで自転車通勤

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』よりQの家
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』よりQの家 - (c) 2021 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の美術監督マーク・ティルデスリーが、同作に初登場するQ(ベン・ウィショー)の自宅や設定について公式ポッドキャスト番組で解説している。

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 Qの家があるのはロンドン中心部だ。「ウォータールー駅からそう離れていないから、彼は職場に自転車で通うことができるんだ」とQはMI6まで自転車通勤しているとティルデスリーは語る。「彼の家は伝統的なビクトリア調のコテージで、とてもくつろいだ感じ。Q自身と似ているといえるかもしれない。一人暮らしをしていて、彼の愛する彼の猫たちと一緒なんだ」

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 料理シーンについても「僕たちは彼を普通の家庭的な人にしたかったから、料理シーンを入れている。だけど彼は几帳面だから、とても科学的なやり方で料理するんだ。材料をミリグラム単位で計量したりね」と秘話を明かした。

 実際にQの家を装飾していったのが、セットデコレーターのヴェロニク・メレリーだ。シネマトゥデイのインタビューに応じたメレリーは「Qの家を手掛けるのはとても楽しかった。簡単ではなかったけれど」と振り返る。「なぜならQは定義するのが難しいキャラクターだから。パブで隣に居合わせるようなすごく普通の男性でありながら、頭脳明晰な天才。その二つの要素を合わせて、わたしたちは彼の家をとてもモダンでクラシックで、料理と猫が好きな若者のための普通の家にした。街で普通に購入できるようなものに囲まれているんだけど、いくつか仕事で使うとても洗練された設備もあるの」

 動物と植物が好きなQの家には庭もあり、ソファー、ベッド、自転車をはじめとした内装品は現代のイングランドの若者が買うような普通の店やリサイクルショップで調達していったのだという。メレリーが観客に特に注目してほしいと語るのは、Qの家に飾られたいくつかのアートだ。「あれは彼の性格をよく表していると思う。アウトサイダー・アート(主流から外れたアート)なんだけど、非常に洗練された脳を持ちながら、自分自身を表現するのはそんなに得意じゃない彼にぴったりだと思う」と語っていた。(編集部・市川遥)

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は公開中

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