永野芽郁、学生たちの悩みに次々とエール!「あと4時間くらい喋りたい」
永野芽郁が20日、スペースFS汐留で行われた映画『そして、バトンは渡された』の学生限定サプライズ登壇試写会イベントに来場し、学生たちのリクエストに応えて次々とエールを送り続けた。
【動画】永野芽郁サプライズ登場!『そして、バトンは渡された』学生限定試写会の様子
瀬尾まいこの本屋大賞受賞作を映画化した本作。血のつながらない親のもとで育った女性と、まな娘を残して失踪した女性の運命が意外な形で交錯していくさまが描かれる。永野とともに田中圭、石原さとみ、岡田健史、大森南朋、市村正親などが出演している。
この日の試写会は、高校生と大学生を集めて実施された。映画を鑑賞したばかりの観客に向けて、田中圭によるメッセージ動画を上映され、そこでの「残念ながらそちらに行けなかったので、娘の優子ちゃんに代わりに行ってもらいます」という呼び込みとともに、永野が登場。知らされていなかった学生たちからは驚きの声があがった。
続けて、永野が「実は私、一緒に映画を観ていたんです」と明かすと、会場からはさらなる驚きの声が。「だから、すすり泣いている声が聞こえて、すごくうれしかったです」と笑みを浮かべる。「久しぶりにみなさんの声を直接聞けた気がして。すごくうれしい気持ちです」と喜んだ。
この日は、会場の学生から永野に感想を伝えるコーナーが設けられた。そこでは「何回も泣いてしまって、家族の愛を感じた」「泣きました」といった感想が寄せられ、なかには涙ぐむ学生の姿も。
そんななか学生たちからは「応援してほしい」というリクエストが相次いだ。まずは「早寝早起きが苦手」という学生には「頑張るしかないですね」と答えた永野。「私は仕事柄、早く起きて夜遅くなったりと、時間が決まっていないので、対応できるようになりました。眠れないときは無理に寝ようとしないで起きていて、次の日に早く寝れば、早寝早起きのリズムになります。本当はよくないでしょうけどね」と少し荒療治なアドバイスを送る。
また、ピアニストを目指して音大受験を考えている学生も。永野自身、本作のためにピアノを猛特訓したとのことで「3か月の練習でピアノの大変さを知ったので、プロのピアニストを目指すなんてすごい! 応援しています! みなさん、拍手してください!」と呼びかけ、会場からは拍手が鳴り響いた。
さらに、明日にテストを控えているという学生に対しては「そんな大事な日にごめんなさい。でも、映画でパワーを与えられたと思うので、何とかいい点をとってください」とエール。保育士を目指す学生には「保育士さんになった友だちがいて、大変なときもあったけど、自分がなったら本当に子どもたちが可愛くて頑張ってよかったと言っていました。頑張りは報われると思うので、なんとか体調に気を付けて頑張ってください」と応援のコメントを送った。
そんな学生たちとのやりとりに「本当はあと4時間くらい喋りたい」とご機嫌な様子を見せた永野。「この映画の感想を最初に聞いたのがみなさんで、自分たちの作品で感動して喜んでもらえたことがうれしくて。改めて、作品を届けられてよかったなと思いました」としみじみ語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『そして、バトンは渡された』は10月29日より全国公開