「カムカムエヴリバディ」って?タイトルに込められた想い
11月1日から放送が始まるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。そのタイトルの意味は? 込められた想いと共に紹介する。
深津絵里が可愛すぎる!「カムカムエヴリバディ」メインビジュアル【画像】
上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が、朝ドラ史上初となる3人のヒロインを務める本作は、母から娘へとバトンをつなぐ、100年のファミリーストーリー。戦前から戦後、そして令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ親子三世代の物語が描かれる。トップバッターの上白石が安子、安子の娘るいを深津、安子の孫でるいの娘ひなたを川栄が演じる。「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、松村北斗(SixTONES)、村上虹郎、オダギリジョー、市川実日子ほか豪華キャストが集結。主題歌はAIの「アルデバラン」(作詞・作曲:森山直太朗 編曲:斎藤ネコ)に決まった。
作品タイトルの「カムカムエヴリバディ」は、終戦後まもなく放送された平川唯一講師のNHKラジオ英語講座、通称「カムカム英語」のオープニング曲のタイトルからつけられたもの。童謡「証城寺の狸囃子」のメロディーにのって「カム、カム、エヴリバディ~」の歌が始まると、皆が明るい声に励まされたという。そこには、戦後の重苦しい日本を「明るくしたい」という平川講師の願いが込められており、本作でも「カムカムエヴリバディ」の合言葉は、今を生きる人々の未来をも切り開くパワーワードになるという願いを込めて、表題とされた。(清水一)