『エターナルズ』カリスマ性漂うイカリスの強さ リチャード・マッデン、鏡を何度も見ながらビーム練習
マーベル・スタジオ製作の新作映画『エターナルズ』(11月5日全国公開)は、人類の進化を7,000年もの間、陰で支えてきた10人の守護者を描くヒーロー群像劇だ。宇宙種族エターナルズの一人で、映画のメインキャラクターとして描かれるのが、戦士イカリスである。
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ジャック・カービーが発表した原作コミック「ジ・エターナルズ(原題) / The Eternals」では主役キャラクターとして登場するイカリスは、不死身の肉体を持ち、目や手からコズミック・エネルギーを発射する。映画ではカリスマ性と強い責任感を持つ戦士として描かれ、地球に迫る脅威を止めるべく、エターナルズの再集結に向けて奔走する。
イカリス役に抜てきされたのは、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役で知られるリチャード・マッデン。ディズニー実写版『シンデレラ』で王子を演じたほか、『ロケットマン』では主人公エルトン・ジョンの恋人役、『1917 命をかけた伝令』では重要な任務を遂行するトムの兄・ブレイク中尉役を務めた。
イカリスの最大の強みは、コズミック・エネルギーを目から放つレーザー光線だろう。スーパーヒーロー役に初挑戦したリチャードは、「レーザー光線の目の動きは鏡を何度も見ながら練習したよ」と Marvel Entertainment のインタビューで明かすと、イカリスのファイトシーンはCGと実写を織り交ぜながら撮影したと告白。「ちょっと疲れたけど、すごく良い経験になった」と笑顔で振り返る。
映画版のイカリスは、セルシ(ジェンマ・チャン)と恋人同士だった設定がある。ジェンマとはプライベートでも仲良しなリチャードは、「知り合ってから長いこともあり、僕たちには信頼関係がある。ボタンを押すタイミングや笑うタイミングも完璧さ。イカリスとセルシの関係を最大限引き出したかったこともあり、(演技は)すごく自然体で素晴らしかった」と阿吽の呼吸でイカリスとセルシの掛け合いを構築したと Entertainment Weekly に語っている。(編集部・倉本拓弥)