マイケル・J・フォックス、パーキンソン病公表のきっかけはパパラッチの嫌がらせ
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのマイケル・J・フォックス(60)が、パーキンソン病を公表するきっかけとなった出来事について Entertainment Tonight に語った。
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1991年、29歳の時にパーキンソン病だと診断され、1998年に公表したマイケル。公表を決めた理由について、「あれは診断されてから7、8年後だった。パパラッチたちが僕のアパートメントの前に集まって、やじってきたんだ。『一体、どこが悪いんだよ?』というようなことをね。それで『近所の人たちに迷惑をかけるわけにはいかない』と思って、公表することにした」と明かした。
公表せざるを得ない状況に追い込まれた形になるが、公表したこと自体については「素晴らしいことだった」と振り返るマイケル。「僕の公表に対する人々の反応に、ものすごく驚かされたんだ。彼らはこの病気に関心を持って、どうすれば治るのか、その解決策を見つけたいと強く思ってくれたんだ。それで、僕はこれは素晴らしいチャンスだと考えた。この機会を無駄にするわけにはいなかないぞってね」
その言葉通り、マイケルは2000年にパーキンソン病の治療法の確立を目指してマイケル・J・フォックス財団を設立し、以来20年以上にわたってパーキンソン病への関心を高める活動や研究資金の援助を行っている。(編集部・市川遥)