『でっかくなっちゃった赤い子犬』2位デビュー!『007』は世界興収7億ドル超え
全米ボックスオフィス考
先週末(11月12日~11月14日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル映画『エターナルズ』が興行収入2,685万128ドル(約30億円)で2週連続の首位に輝いた。アドベンチャーコメディー『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』は興収1,662万7,491ドル(約18億円)で2位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
『エターナルズ』は前週比62.3%ダウン。今年公開のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画の2週目の減少率としては、『ブラック・ウィドウ』(67.8%ダウン)ほどは悪くないものの、好調だった『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(54%ダウン)には及ばないといったもの。なお、この中では『ブラック・ウィドウ』だけがディズニープラス プレミア アクセスで同時配信された。
初登場2位の『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』は、アメリカの作家ノーマン・ブリッドウェルの児童文学「おおきいあかい クリフォード」の実写映画化作品。一夜にしてでっかくなっちゃった子犬が巻き起こす騒動を描く。全米では劇場公開と同時にParamount+での配信も始まったが、手堅く興収を上げた。10日(水)から公開されており、公開5日間の興収は2,220万8,266ドル(約24億円)となっている。
公開6週目の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はワンランクダウンの4位。世界興収は7億840万8,363ドル(約779億円)に達し、今年公開のハリウッド映画では『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(世界興収7億2,107万7,945ドル・793億円)に続き2作目の世界興収7億ドル(約770億円)突破作となった。
そのほか、ケネス・ブラナー監督の半自伝的な映画『ベルファスト(原題) / Belfast』が興収177万9,410ドル(約2億円)で7位デビュー。アカデミー賞の前哨戦とされる第46回トロント国際映画祭で最高賞(観客賞)を受賞した話題作だ。(編集部・市川遥)
11月12日~11月14日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『エターナルズ』
2(初)『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』
3(2)『DUNE/デューン 砂の惑星』
4(3)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
5(4)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
6(5)『ロン 僕のポンコツ・ボット』
7(初)『ベルファスト(原題) / Belfast』
8(6)『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
9(8)『スペンサー(原題)』
10(9)『アントラーズ(原題) / Antlers』