田中みな実、初主演映画公開に感無量「こんなにもドキドキ」
田中みな実が20日、新宿バルト9で行われた映画『ずっと独身でいるつもり?』公開記念舞台あいさつに出席し、初主演映画が全国公開され、劇場が満席になった光景を見て「幸せです」と満面の笑みを浮かべていた。イベントには市川実和子、松村沙友理、徳永えりも登壇した。なお参加予定だったふくだももこ監督は体調不良のため欠席した。
本作は、雨宮まみによるエッセイをおかざき真里が漫画化した原作を、映画『君が世界のはじまり』などのふくだももこ監督が実写映画化したもの。さまざまな女性たちのリアルな姿をポップかつ毒々しく、優しい視点で描き出す。
本作が映画初主演となる田中。劇中では、36歳のライター・本田まみを演じ、立ちはだかる現実に苦しみ、揺れる独身女性の本音を、生々しくリアルに表現している。昨日無事映画が全国公開されると「1か月前に完成披露を行ったのですが、そのときとは違う高揚感があります。こんなにもドキドキするものなんですね」と感想を述べる。
すでに田中の元にも反響が届いているようで「昨日、いつも行っているお魚屋さんで『おめでとうございます』と声を掛けていただきました」と語ると、満員の劇場を見渡し「こんなに朝早い時間の回にも関わらず、満席で観ていただけたことを幸せに思います」と感無量な表情を浮かべていた。
この日は作品タイトルにちなみ「ずっと続けていること、ずっとやめられないこと」というお題のトークが展開。田中は「領収書の整理です」と回答すると「フリーランスになったとき、領収書ファイルをつくり、接待交際費や、美容代、衣装代など毎日仕分けして、税理士さんに持っていくことを続けています」と語っていた。
そんな田中の行動に、市川は「わたしと真逆。爪の垢を煎じて飲みたいぐらい」と驚くと、松村は「毎日しっかりやるって大切ですよね」と田中に羨望の眼差しを向ける。松村は「わたしは確定申告の日が近づくと、母に来てもらってきれいに整理してもらいます」と告白していた。
また、漫画家のおかざきから「柔らかいけれど、凛とした存在感が素敵でした」と田中に対して賛辞の手紙が贈られると、田中は「原作があるものの映像化は、原作者がどのように思われたかが気になるものですが、おかざき先生に温かい言葉を送っていただきホッとしています」と笑顔を見せる。
同じくおかざきから、松村が演じた、パパ活女子として生計を立てつつも、若さを失うことに怯える美穂について「松村さんのキャラクターは原作にいなかったのですが、いまから漫画を描くなら、登場させたい」とコメントが寄せられると、松村は「わたしはおかざき先生の作品が大好きなので、続編期待しちゃうぞって感じです」と喜びを爆発させていた。(磯部正和)