『ONE PIECE FILM RED』来年8・6公開 物語のカギは歌声&赤髪、超特報にシャンクス登場
人気アニメ「ONE PIECE ワンピース」の劇場版『ONE PIECE FILM』シリーズ第4弾が、『ONE PIECE FILM RED』のタイトルで2022年8月6日に全国公開されることが21日、アニメの記念すべき1000話の放送内で発表された。原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める同作で描かれるのは、“歌声”と“赤髪”の物語。あわせて公開された超特報では赤髪のシャンクスが登場し、ティザービジュアルには映画オリジナルキャラクターが描かれている。
【動画】シャンクスも登場!『ONE PIECE FILM RED』超特報
「ONE PIECE ワンピース」は、ひとつなぎの大秘宝を巡って、主人公モンキー・D・ルフィ率いる海賊団“麦わらの一味”が冒険へと繰り出す海洋ロマン。原作漫画の累計発行部数は、全世界で4億9,000万部(2021年11月時点)を超えており、Netflixでハリウッド実写ドラマ版の配信も予定されている。劇場版は、2019年8月公開の『劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』』以来約2年ぶり。『ONE PIECE FILM』シリーズは、『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』(2009)、『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』(2012)、『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)に続く4作目となる。
ティザービジュアルに描かれているのは、尾田がデザインした映画オリジナルキャラクター。ヘッドセットマイクを付け、空に向けて歌っていること以外の情報は明かされていない。また、超特報のラストにはルフィが冒険に出るきっかけとなったシャンクスも登場。新たな伝説の始まりを予感させる映像となっている。
監督を務めるのは、アニメ「コードギアス」シリーズなどで知られる谷口悟朗。「ONE PIECE」初のアニメ作品「ONE PIECE 倒せ! 海賊ギャンザック」(1999)で監督デビューした谷口が、23年ぶりに同シリーズの新作を手がける。脚本は、『ONE PIECE FILM GOLD』に続いて黒岩勉が執筆する。谷口監督と黒岩のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
谷口悟朗(監督)
かつての船友から、また遊ぼう! と肉を食べながら声をかけられたら誰だって行くでしょう? 今回、私が本当に久々に関わらせていただくことになった理由はそういうことです。できれば私にとって 『ONE PIECE』とはどういうものだったのかを見つめ直し、その答えを自分なりに少しでも出したいなと思っています。今までのものとは少し違うところもあるかも知れませんが、その分、今まで見たことがない『ONE PIECE』を表現したい。むろん、これまでのTVシリーズや映画を無視するつもりはありません。これだけの歴史を紡いできたアニメの『ONE PIECE』。そこを基礎として、脚本の黒岩さんをはじめとするスタッフたちの力を借りて、新しい可能性を見出していきたいと思っています。
黒岩勉(脚本)
総合プロデューサー・尾田栄一郎! 監督・谷口悟朗! あとは脚本さえちゃんとしていれば絶対に面白くなる座組! 結果、出来上がったものを読んだ尾田さんから「脚本、素晴らしいです!」という言葉をいただけたので、なんとか役目は果たせたと思います。2年間かけて、尾田さんや谷口監督と話し合い、少しずつゴールに近づいていく過程は、本当に一つの船に乗って冒険しているようで夢のような日々でした。みんなの力を結集して紡ぎ出した物語です。きっと多くの人の心に刺さる素晴らしい映画になるはず。楽しみにお待ちください!