小松菜奈、絶叫マシンにビビりまくり…『恋する寄生虫』遊園地デートシーンの撮影裏
林遣都と小松菜奈がダブル主演を務める映画『恋する寄生虫』より、遊園地デートシーンの本編映像とその舞台裏を捉えたメイキング映像が公開された。
本作は、三秋縋の同名小説を映画化したラブストーリー。潔癖症に苦しむ孤独な青年・高坂賢吾(林)と視線恐怖症で不登校の女子高生・佐薙ひじり(小松)が出会い、生きづらさを抱えながらも儚く繊細な恋を育んでいく姿を描く。
一緒に過ごすことで症状が和らぐことに気付いた高坂と佐薙は、リハビリのためにデートをすることに。劇中にはデートスポットとして遊園地が登場するが、その撮影が行われたのは昨年8月に閉園したとしまえん(東京都練馬区)。今回公開された映像では、としまえんでの和やかな撮影風景を映した舞台裏が収められている。
本編では、高坂が絶叫マシンに怯えて佐薙が余裕の表情で楽しむという設定となっているが、佐薙にふんした小松は絶叫マシンを大の苦手。撮影の待機中には無邪気に楽しむ子どもたちの叫び声に「キャーキャー言ってるじゃないですか……」と怖気づき、本番では「怖いよー嫌だよーセリフ言えないよー」と不安の言葉が止まらない。マシンが動き始める前に監督の説明を聞く表情にも緊張の色が見え、意を決して撮影に挑んでいる。その隣で楽しそうな笑顔を浮かべる林の姿が対照的で、本編と比較して観るといっそう楽しめるメイキング映像となっている。
その小松は遊園地での撮影についてインタビューで「本当は絶叫マシンに乗りながらセリフを言わなきゃいけなかったのですが、もうそれどころではなくて話せなくなってしまいました。なので何度もマシンに乗ることになってしまったのですが、最初は平気と言っていた遣都さんも途中で気分が悪くなってしまったんです。『私のせいで何度も乗ることになってごめんなさい』と謝ったら『いや、全然大丈夫』とおっしゃってくれたんですけど、大丈夫って言う顔がもう真っ青で(笑)。本当に優しい方だなぁと思いました」とエピソードを語っている。(編集部・大内啓輔)