岡田准一、ヤクザ組織に潜入する元警官に!原田眞人と3度目タッグ『ヘルドッグス』で新境地
岡田准一が主演を務める新作映画『ヘルドッグス』が2022年秋に全国公開されることが明らかになった。
映画『ヘルドッグス』の原作となるのは、中島哲也監督が『渇き。』として映画化したデビュー作「果てしなき渇き」などで知られる深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」。監督・脚本を『クライマーズ・ハイ』『検察側の罪人』などを手掛けた原田眞人が担当する。主演の岡田とは『関ヶ原』『燃えよ剣』に続いて3作品目のタッグとなる。岡田は技闘デザイン(アクション振り付け)も担当し、クランクイン前から原田監督と綿密な打ち合わせを行ったという。
岡田が演じるのは、正義も感情も捨てて腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官の兼高昭吾(かねたか・しょうご)。兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、正義も感情も捨てて復讐することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要されることになる。伸び切った髪に無精髭、タンクトップから覗く肩と腕に広がるトライバルタトゥー姿が国籍不明なアウトローな雰囲気を醸し出している。
岡田は「撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました。どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います。さすが原田監督! この時代にこの映画がどう観られるのかそれが楽しみです」、原田監督は「心底カッケー潜入捜査官映画を撮ってやるぞと心に誓い、岡田准一さんに、野獣のごとき鉄拳極道潜入捜査官を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍で苦戦しつつも、ねばりにねばって完成することができました。男たちは美しく滅び、女たちは強く生き抜く、そういう闇の奥の隠し味もぜひぜひ味わってもらいたい、と思っております」とコメント。
なお、撮影は今年4月2日から5月14日にかけて実施された。制作は東映とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの共同で行われた。(編集部・大内啓輔)