Koki, 初主演映画が完成「ウルウルしました」
モデルのKoki,が昨年12月上旬、東京・帝国ホテルで行われた主演映画『牛首村』(2月18日公開)完成報告会見に出席。約1か月半にわたって映画の現場を経験したKoki,は「出来上がった作品を観たとき、いろいろなことを思い出してウルウルしました」と感極まったことを明かした。会見には萩原利久、高橋文哉、清水崇監督も参加した。
本作は、清水監督が手掛けたホラー映画『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズの第3弾。実在する心霊スポット・坪野鉱泉(富山県)を舞台に、新たな恐怖が描かれる。
Koki,は、映画初出演にして主演という大役、しかも奏音、詩音という姉妹を一人二役で演じた。清水監督は「正直お芝居を見たことがなかったので、不安はありました」と率直な胸の内を明かすと、「ただ一度お会いして、まじめさやストイックさが見えました。この人とやるのは面白いなと感じられたのでお願いしたいなと思いました。あとは僕自身、新人の女の子をどのようにしっかり見せられるのか……というプレッシャーを自分にかけるのもいいのかなと思ったんです」と起用理由を明かす。
難役に挑んだKoki,は「奏音と詩音という二人の違いを出そうという意識ではなく、奏音、詩音それぞれの特徴をしっかり考えて演じることを意識しました」と撮影を振り返ると、「ものすごく素敵な経験をさせていただき、毎日学ぶことが多かったです。役に挑む集中力や、演じることの楽しさなど多くのことを得られました」と充実感をにじませていた。
また萩原、高橋はKoki,に対して共に「最初はクールな印象があった」と明かしていたが、萩原が「実際、Koki,ちゃんは3人のなかで一番明るかった。現場でずっと光をくれるエネルギーを持った人でした」と語ると、高橋も「すごく明るくて光のような存在でした」と“輝き”を強調していた。
完成したデビュー作を観たKoki,は「1か月半皆さんと一緒に作った作品が完成したんだなと思うと感動しました。いろいろなことを思い出してウルウルしてしまいました」と初々しい感想を述べると、作品を一緒に観たというモデルの姉・Cocomiからは「頑張ったね」と声をかけてもらったことを明かしていた。
清水監督は「キャリアを積むと新鮮さが薄れてしまいますが、こうして初めて作品に取り組む女優さんの懸命な姿勢を見て感じることが多かった」とタッグを組めたことに刺激を受けたことを明かすと、「動くKoki,さんを見ていただければ、納得していただけると思います」と自信をのぞかせていた。(磯部正和)