山田杏奈と奥平大兼が主演、青春ミステリードラマ放送・配信決定
俳優の山田杏奈と奥平大兼がダブル主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景」(全6話)が、2022年に放送・配信されることが決まった。
青崎有吾の小説をWOWOWにて連続ドラマ化する本作は、密室で起こる気まずさいっぱいの青春ミステリードラマ。主人公の殺風景役と加藤木役を山田と奥平が担う。殺風景役の山田はWOWOWドラマ初主演、加藤木役の奥平はWOWOWドラマ初主演にして連続ドラマ初主演を果たし、ほぼ全編が二人芝居という演技力が試される役どころに挑戦する。
脚本監修をドラマ「ファイトソング」などの岡田惠和、脚本を「夢中さ、きみに。」の濱田真和が担当。監督は「大豆田とわ子と三人の元夫」などの瀧悠輔らが務める。山田、奥平、原作者・青崎が下記のコメントを寄せた。(清水一)
▼山田杏奈
ひとつの空間の中での会話劇、という題材にわくわくしました。台本を初めて読んだ時ひとつのシーンと台詞の長さにまず驚いてこれまでで一番台詞を覚えるのに苦労しました。殺風景のクールさととある目的のための意志の強さを大切に演じさせて頂きました。各話魅力的なキャラクター、会話の中でひとつの真相が見えてくる面白さを是非楽しみにしていただければ幸いです!
▼奥平大兼
初めて連続ドラマの主演を務めさせて頂けるとわかったとき、とても嬉しかったのと同時に今までよりも強く責任感を感じました。初めて台本を読んだ時に、特殊なシーンが目に止まりました。台本を読みながら「このシーンはどうなるんだろう」などと一人で考えて楽しんでいました。そして僕が演じる加藤木は至って普通っぽい子ですが、山田杏奈さん演じる殺風景は特殊な役柄なので実際にお芝居をするまで空気感やテンションなども予想がつかなかったので色々な不安はありました。でも現場に入って時間が経つにつれ、特殊な殺風景を相手にするのが楽しくなっていきました。今回、全体的に長くて独特な台詞回しがとても印象に残っています。そこにキャラクターの個性が加わっていて、色々な場面で見応えがある作品だと思います。ぜひ楽しんで見て貰えたらと思います!
▼原作・青崎有吾
「早朝始発の殺風景」は、「気まずさ」をテーマにした青春ミステリーという、ちょっと変わったお話です。この気まずさが難物でして、空気感や間合いなど、文章ではなかなか表現しづらい。役者さんが演じたらどうなるのだろう、とこっそり気になっていました。今回答えを知れるので、わくわくしています。というか主演が山田さん&奥平さんなのでわくわくを通り越してびびっています。台詞量が多くてごめんなさい。原作のエピソードはすべて密室劇で、それが最後に開かれます。現実でも家にこもりきりの状況が続いていますが、ドラマが放送されるころには、登場人物たちと同じように晴れやかな気持ちで外に出たい。そんなことも祈っています。