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ハマる人続出!韓国ドラマ「その年、私たちは」目が離せなくなる魅力

チェ・ウシク&キム・ダミ
チェ・ウシク&キム・ダミ - Netflixシリーズ「その年、私たちは」独占配信中

 昨年12月6日よりNetflixで配信がスタートした韓国ドラマ「その年、私たちは」が、口コミ人気などでNetflixの日本のランキング「今日のTOP10」(1月22日時点)で上位にランクインし、注目を浴びている。

切ない恋模様も!「その年、私たちは」場面カット

 学生時代の元恋人同士が破局から5年後、再会したことを機に、複雑な思いに揺れ動く関係を描く。主演を務めるのは、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)の長男役で知られるチェ・ウシクと、ドラマ「梨泰院クラス」(2020)のヒロイン、チョ・イソ役で大ブレイクしたキム・ダミ。2人は映画『The Witch/魔女』(2018)で敵対する役どころで共演したことがあるが、本作では「もう二度と会いたくない!」と思っていた元恋人同士に。なんとも痛快で新鮮なマッチングとなっており、本国韓国でも「2人のケミストリーが最高」と話題を呼んでいる。

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 キム・ダミふんするヨンスは、広告代理店のやり手のチーム長でクールな女性。一方、チェ・ウシクが演じるウンは無欲でマイペース、好きな絵を描くうちに今や人気イラストレーターになっていた。そんな彼らは、高校時代のドキュメンタリー撮影をきっかけに付き合った恋人同士。しかし、付き合って5年目にヨンスから突然別れを切り出され、ウンは捨てられてしまう。それから5年、仕事がらみで再会するハメになった2人。おまけに、世間で人気となった高校時代のドキュメンタリーの続編がつくられることになる。

 キム・ダミといえば、「梨泰院クラス」で勝気で正直で性格に難ありのキャラクターを生き生きと演じて印象を残し、チェ・ウシクは優しいけれど、どこか頼りないキャラクターが似合う俳優だ。本作でもそんなハマり役を得た2人が高校時代から大学、社会に出て人生の挫折や葛藤を知った29歳までの10年間をリアルに表現。実年齢ウシク31歳、ダミは26歳だが、制服姿で登場した瞬間から、ウンとヨンスの青春の一コマ一コマに引き込まれてゆく。そして、そんな過去を回想しながら描かれる元恋人同士の物語。未練や後悔、気まずさなど、終わった恋に思いを抱える彼らが新しい関係をどう築いていくのか、その行方から目が離せなくなっている人が多くいるようだ。

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 2人を取り巻くキャラクターも魅力的で、なかでもウンの幼ななじみで大親友のジウンは、もう一人の主人公と言ってもいい存在だ。ウンとの友情のために高校時代からヨンスへの恋心を隠し、2人を見守っている。大人になり、テレビ局のプロデューサーになった彼が2人のドキュメンタリーの担当に。切なすぎる恋心を全身からにじませて演じるのは、キム・ソンチョル。ミュージカル出身の実力派で、近年はドラマでの活躍も著しく、「ヴィンチェンツォ」でもソン・ジュンギ演じるヴィンチェンツォのハニートラップに引っかかり、そうとは知らず思いを寄せる役どころを熱演し、印象を残した。

 また、ウンに心を寄せる人気アイドルのNJ役を担うのが、ノ・ジョンウィ。子役出身で、近年は「偉大なショー~恋も公約も守ります!~」(2019)などに出演し、今後の活躍が期待される一人だ。そのほか、ヨンスの親友ソリ役に、『サニー 永遠の仲間たち』や「サイコだけど、大丈夫」のパク・ジンジュ。ヨンスの祖母には「ラケット少年団」のチャ・ミギョン。さらには、特別出演でイ・ジュニョク(「秘密の森」)、クァク・ドンユン(「ヴィンチェンツォ」)なども登場する。

 そして、劇中で流れるOSTも話題となっている。特に、BTSVが甘く切なく歌う「Christmas Tree」は米ビルボードチャート「HOT100」にもチャート入りを果たした。そのほかの楽曲も物語を優しく彩っており、作品を大いに盛り上げている。ドラマは、いよいよ終盤を迎えており、ヨンスとウンの2人はどんなエンディングを迎えるのか、物語の結末を楽しみに待ちたい。(文・前田かおり)

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