「カムカムエヴリバディ」佐々木希、演じる社長令嬢はプロ意識の高さを表現
現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)で、芸能事務所の社長令嬢・笹川奈々を演じている佐々木希が、初出演となった朝ドラへの思いを明かした。
連続テレビ小説の105作目にあたる「カムカムエヴリバディ」は、岡山・大阪・京都を舞台に、昭和から令和にかけての時代にラジオ英語講座とともに歩んだ祖母・母・娘の3世代親子を100年にわたって描くファミリーストーリー。連続テレビ小説としては初となる3人のヒロインが登場し、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がリレーを繋いでいく。脚本を朝ドラ「ちりとてちん」の藤本有紀が手掛けている。
1月18日より登場した社長令嬢の奈々にふんした佐々木。初登場の際には、番組の公式Instagramで佐々木の劇中姿とともに「るいとジョーの今後に大きく影響します」と予告がなされ、視聴者の心をざわつかせていた。果たして、彼らの人間模様はどのようか帰結をみるのか、注目だ。(編集部・大内啓輔)
Q:「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
今回の出演が決まったとき、幼いころから見ていた朝ドラに自分が出演できるんだという嬉しさでいっぱいでした。秋田の母もとても喜んでくれました。
Q:ご自身の役柄の印象と、演じるにあたって意識されたことは?
(ジョーがいる)大阪の人たちにとっては、奈々は急に東京から来た人ですし「なんだよ、あの女」と勘違いされやすく鼻につくタイプかもしれません。でも台本を読んだ時、私は、奈々は仕事を全うしようとするプロ意識が高く、そして面倒見が良い女性だなと思いました。社長令嬢という部分を強調すると意地悪な印象になってしまいそうなので、「仕事へのプロ意識が高く、そして一本筋の通った女性」として演じるよう意識しました。
Q:深津絵里さん、オダギリジョーさんの印象は?
深津さんのことは、昔からテレビで拝見していましたので、本当に実在するんだ!(笑)と、今回初めてお目にかかれて本当に嬉しかったです。一緒にお芝居させていただいて、るいさんには目を離せないぐらい引き込む力があって、ピュアさと凛としたところは実際の深津さんに通じるものがあったなと思いました。オダギリさんは、休憩中緊張している私に話かけてくださったりとても気遣っていただきました。すごく柔らかくて温厚な方だなと思いました。一緒にお芝居させていただき、トランペットを吹いている口の動きや目の動きなど、繊細なお芝居を間近でみられてとても感激しました。
Q:放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
あんことジャズと時代劇……と日本人として心を揺さぶられるものがたくさん詰まった素敵なドラマなので、初めて出演させていただく朝ドラが「カムカムエヴリバディ」で、なお嬉しいです。この作品を見て、新たに英語を習いたいと思った方も多いのではないでしょうか。「カムカムエヴリバディ」はヒロイン3世代の物語で、親子の絆だったり、温かい日常を描きながらも葛藤していく様もしっかりと描かれています。会えない時間が色んな感情を育て、愛が深まったり、誤解の溝を深めたりと、とても人間味のある作品だと思いますので、ぜひ毎朝楽しみにご覧いただけると嬉しいです!