停滞中の映画監督カップルのひと夏描く『ベルイマン島にて』4月に日本公開
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された映画『BERGMAN ISLAND』が、『ベルイマン島にて』という邦題で4月に日本公開されることが明らかになった。
巨匠イングマール・ベルイマン監督が暮らした島を舞台にした本作は、創作活動も夫婦関係も停滞中の映画監督カップルのひと夏の物語。敬愛するベルイマンが数々の傑作を撮ったスウェーデンのフォーレ島でひと夏を過ごし、インスピレーションを得ようとアメリカからやって来た映画監督カップルのクリスとトニーの姿を描き出す。メガホンを取ったのは『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ監督。
島で自身の初恋を投影した脚本を書き始めるクリスにふんするのは、『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープス。すでに名を成しているパートナーのトニーを『海の上のピアニスト』のティム・ロスが演じ、劇中劇には『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカと、『サマーフィーリング』のアンデルシュ・ダニエルセン・リーが登場する。(編集部・吉田唯)