「ミステリと言う勿れ」下戸役・岡山天音がハマリ役!ヤギの拷問も話題
14日に放送された菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系、毎週月曜21時~21時54分)第6話で主人公・整に難癖をつける患者・下戸陸太(おりと・ろくた)を演じた岡山天音が「原作のイメージ通り」「はまり役」と話題になっている(※一部ネタバレあり)。
本作は、累計発行部数1,300万部を突破する田村由美の人気漫画を原作に、菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのう・ととのう)が淡々と自身の見解を述べ難事件や人の心の闇を解きほぐしていくミステリー。6話は、原作の中でも人気の「炎の天使」編。整と、「暗号で話しかけてくる」美女ライカ(門脇麦)、そして病院で最悪な出会いを果たした下戸、2人の患者との会話を軸に展開した。
岡山演じる下戸は、ようやく退院することになった整が病院のレストランに向かう途中でぶつかった気性の荒い青年。初めに注目を浴びたのが病院で整と下戸の「土下座」を巡る会話。整はぶつかった際に謝罪するも下戸は許さず「土下座しろ」と迫る。しかし、整は高圧的な下戸に「土下座でいいんですか?」と動じず、「ただの動作だから心がこもってなくても別のことを考えてもできる」「土下座に意味があると思うということは、あなたはそうしろと言われるのがすごく嫌なんだということですね」「ちなみに土下座の強要は強要罪にあたることがあります」とまくしたてる始末。ネット上では、そんな整に「なるほど」「同じことを思ってた」「スッキリした」と共感の声が多く寄せられていた。
そして、とりわけ話題を呼んだのが江戸時代に行われていたという「ヤギの拷問」にまつわる会話。先日、とある放火現場で整の姿を見かけた下戸が火事に興味があるのかと尋ねた際、整はふと江戸時代の火事に関する本を読んだことを思い出し、放火が重罪だったこと、疑われて捕まった人はすさまじい拷問にかけられたことを話し出した。なかでも恐ろしいのが、塩を塗った足の裏をヤギに舐めさせるというもの。初めはピンとこない下戸だったが、ヤギの舌はザラザラしているため足の裏がズルむけになり、骨がむき出しになっても舐め続けるのだと淡々と話す整にドン引き。「おまえ本当に性格悪いな……」と顔をしかめる下戸と同じく、視聴者も「ヤギ怖すぎる…」「やめて~」と震え上がっていた。
下戸は昔から「カエル」というあだ名で呼ばれていたと言い、何やら暗い過去がある模様。現段階で判明しているのは、彼が赤いものに拒否反応を示すこと、猫を抱く美しい先輩と交流があること、そして幼いころに不幸に見舞われていること。そんな負のオーラや悲哀をにじませた岡山の演技が「ナイスキャスティング」「しびれる演技」と視聴者を魅了していた。
岡山は、近年では映画化もされた主演ドラマ「ヴィレヴァン!」(2019・メ~テレ)や、昨年10月クールのドラマ「最愛」(TBS系)の刑事役が話題を呼び、今後4月クールの「恋なんて、本気でやってどうするの?」(カンテレ・フジテレビ系)や“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの私小説に基づく主演映画『笑いのカイブツ』などを控えている。(編集部・石井百合子)