北村匠海、日英共同企画SPドラマで地上波初主演！「名探偵ステイホームズ」でネット探偵役
日英共同企画スペシャルドラマ「名探偵ステイホームズ」が、4月3日と4月10日に2週連続で放送されることが決定した。地上波ドラマ初主演となる北村匠海が、主人公を演じる。
2020年6月、コロナ禍の緊急事態宣言中に、日本テレビではスペシャルドラマ「ダブルブッキング」を放送＆配信し、国内外で高く評価された。この作品をきっかけに、イギリスの制作会社 Envision Entertainment 社と日本テレビの同じチームで、ドラマ企画の共同制作プロジェクトがスタート。脚本案の構想など、イギリスとのやり取りがすべてリモート会議やメールという方法でプロジェクトが進められ、「名探偵ステイホームズ」の制作・放送につながった。
本作は、実家の子ども部屋から出ない“子ども部屋おじさん”相田アタル（北村）が、人並み外れた検索能力を駆使してネット探偵となり、部屋から一歩も出ずに事件を解決するサスペンスコメディー。今後、海外を舞台に、各国の“在宅探偵”を主人公にした続編も計画されているという。
主演の北村は、「イギリスとの共同開発ドラマと聞いて、規模感が全く想像できませんでしたが、今回は世界へ発信するという企画のお話をいただけて嬉しいです。日本のTVドラマが海外へ繋がっていく、というワクワク感があります。日本から始まってイギリスへバトンを渡すので、気合が入ります！ 日本っぽいコメディー要素やハラハラ感が漂う、日常を彩ってくれる作品です。個性豊かなキャラクターの世界にどっぷり浸っていただき、ご一緒に推理して、同じ空間を味わっていただければと思います」と語っている。
アタルというキャラクターについては、「アタルは芸能人のSNSでの何気ない一言や、身につけている物から真実をみつけるのですが、自分はどちらかというと暴かれる側の立場ですので……気を付けようと思いました（笑）」と感想を述べ、「日本の芝居の良さがすごく詰まっている作品なので、これがイギリス版になった時に、どういう風になるのだろう、ということも想像しながら演じました。モニター越しでのリモート撮影など、今回挑戦的なこともあるので、視聴者の皆さんも新しいドラマ体験ができると思います。ぜひ楽しみにしていてください！」とコメントを寄せている。
また、脚本を担当した森ハヤシは、「ほぼ家から出ないでつくった『ダブルブッキング』という作品が、イギリスの制作会社の目に止まり、ほぼ家から出ないで脚本を共同開発して、できた作品です。しかも主人公は、ほぼ家から出ません。ほぼ家から出ないで、お楽しみいただけるとありがたいです」とアピール。演出の水野格（日本テレビ情報・制作局）は、「この作品は、意外とステイホーム生活を満喫してる人が僕の周りにいたことから思いつきました。主人公は小さな自分の部屋から世界を巻き込む大事件と向き合う。世界が遠隔で繋がった今だからこそ生まれた作品です。劇中、いろんな手がかりが隠されてますので主人公と一緒に推理して楽しんでください！」と期待を込める。
あらすじは以下の通り。主人公・相田アタルは、母親・恵美と実家で二人暮らし。いまだに小さい頃から使っている子ども部屋に住む。幼少期から潔癖症で外に出るのが大嫌い、ひねくれ者でコミュ力も著しく低い彼は、コロナの影響で在宅勤務が推奨され、「ステイホーム」を満喫していたが、ある日、態度が悪いことが原因でクビになり、収入ゼロの危機に陥る。ムシャクシャしてネットサーフィンをしていたところ、推しのアイドルの不倫に気づき、ネット上で推理を繰り広げ、名探偵のごとく不倫を暴いてしまう。すると、ネット上でまるで英雄のように称賛され、鼻高々。調子に乗って悪口やら誹謗中傷やら書き込んでいたら、名誉毀損罪で告訴されることに……。そんな彼の元へ警視庁の刑事がやってきて「君の検索能力を買って頼みがある。協力してくれたら告訴を帳消しにしよう」と告げる。それは、ある難事件の捜査依頼だった。（編集部・梅山富美子）
日英共同企画スペシャルドラマ「名探偵ステイホームズ」は日本テレビ系にて前編は4月3日よる10時30分～11時25分放送、後編は4月10日よる10時30分～11時25分放送
放送終了後はHuluで配信