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小松菜奈、原作者家族からの手紙に号泣!「いつも優しく見守ってくださいました」

小松菜奈
小松菜奈

 女優の小松菜奈が5日、丸の内ピカデリーで行われた映画『余命10年』の公開記念舞台あいさつに出席し、原作者である小坂流加さんの家族から、労いの手紙が読まれると、小松は号泣し「小坂家のみなさんはいつも本当に優しく見守ってくださいました」と感謝を述べていた。イベントには、坂口健太郎山田裕貴奈緒藤井道人監督も登壇した。

小松菜奈、大粒の涙を流す…【写真】

 本作は、発売以来SNSを中心に大きな反響があった小坂さんの小説を、『新聞記者』などの藤井監督が映画化。数万人に一人という不治の病を患い、余命10年と宣告された20歳の女性・高林茉莉(小松)が、同窓会で真部和人(坂口)と出会い、絶対に恋をしないと誓っていた心が変化していくさまを描く。

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 約1年間をかけての撮影、さらには病状が悪化していく主人公を演じることで、常に減量をして臨んでいた小松。そんな渾身の映画が昨日公開したことに「いろいろな方から感想をいただき、嬉しさと共に心が満ちています」とあいさつすると、小松ふんする茉莉を側で支えてくれた和人役の坂口に対して「山あり谷ありの茉莉の人生でしたが、和人として坂口さんが投げかけてくださる笑顔が救いでした。スクリーンに生きている和人は本当に素晴らしかったです」と感謝。坂口も「カメラが回ると剥き出しの感情でしっかり茉莉として生きていました。1年間一緒に過ごして言葉にできないものを感じました」と小松の演技に大きな影響を受けたようだった。

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『余命10年』キャスト&監督

 さらに小松は「わたしたちみんなで愛を込めて作った作品。原作者の小坂流加さんに届いたらいいなと思っています」と映画に込めた思いを述べると、この日は流加さんの家族から手紙が届いた。

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 手紙には「『なんで最後に生まれたわたしが最初に死ぬの?』と言われ、返す言葉がみつからないまま旅立たせてしまった娘の最後の姿が焼き付いていましたが、この映画のおかげで娘の笑顔でいる姿に変わりました」とつづられており、小松の目には涙が。続けて「菜奈さんは、まるで娘のように可愛くて、笑顔が素敵です。痩せたお身体が心配。どうかたくさん食べて元気でいてください」と手紙が読まれると、たまらず小松は号泣した。

 言葉に詰まりながらも「その手紙コピーしてください。家宝にします」と語る小松は、「(流加さんの自宅がある静岡県)三島に監督とうかがって、この映画がより良いものになるように願ってきました。小坂家のみなさんは本当に優しくて、側で見守ってくださり、かけていただいた言葉に背中を押していただきました。ありがとうございました」と最後は笑顔を見せていた。(磯部正和)

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